問題
討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における負債の定義に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1負債とは、法律上の債務に限られ、確定した金額を将来支払う義務をいう
- 2負債とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう
- 3負債とは、株主からの払込資本のうち、将来返還が予定されているものをいう
- 4負債とは、収益と費用の期間的な対応を図るために設けられる貸方項目の総称をいう
正解
2. 負債とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう
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解説
概念フレームワークは負債を「過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物」と定義しており、この内容の記述が正しい。「その同等物」には、法律上の債務に該当しないものも含まれ得る点に特徴がある。「法律上の債務に限られ、確定した金額を将来支払う義務」という記述は、負債の範囲を法的債務に限定する点で概念フレームワークの定義よりも狭く、修繕引当金のように法的債務でない項目が負債の部に計上されることを説明できないため誤りである。「株主からの払込資本のうち、将来返還が予定されているもの」は、株主との直接的な取引による払込資本を負債とする点で誤りであり、払込資本は純資産のうち株主資本を構成する。「収益と費用の期間的な対応を図るために設けられる貸方項目の総称」は、動態論的な計算擬制的項目を含む説明であり、資産と負債の定義から出発して純資産や包括利益を導く概念フレームワークの立場とは異なるため誤りである。
一問一答
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