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財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第7問

問題

討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における純利益に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1純利益は、純資産の変動額のうち、その期間中にリスクから解放された投資の成果であって、報告主体の所有者に帰属する部分である
  2. 2純利益は、包括利益から少数株主損益を控除した残額として定義され、リスクからの解放という概念とは無関係である
  3. 3純利益は包括利益に完全に置き換えられたため、概念フレームワークでは独立の利益概念として位置づけられていない
  4. 4純利益は、企業が獲得したキャッシュの純増加額として定義される

正解

1. 純利益は、純資産の変動額のうち、その期間中にリスクから解放された投資の成果であって、報告主体の所有者に帰属する部分である

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解説

概念フレームワークは純利益を、特定期間の期末までに生じた純資産の変動額(株主等との直接的な取引による部分を除く)のうち、その期間中にリスクから解放された投資の成果であって報告主体の所有者に帰属する部分と定義する。したがって「リスクから解放された投資の成果であって、報告主体の所有者に帰属する部分」という記述が正しい。「包括利益から少数株主損益を控除した残額として定義され、リスクからの解放という概念とは無関係である」という記述は、純利益を特徴づける中核概念がまさに投資のリスクからの解放である点を否定しており誤りである。「純利益は包括利益に完全に置き換えられた」という記述も誤りで、概念フレームワークは包括利益が純利益に代替し得るとは考えておらず、リスクから解放された成果を表す純利益に独立の地位を与え、その情報価値を重視している。「企業が獲得したキャッシュの純増加額」はキャッシュフローの説明であり、発生主義に基づき純資産の変動から導かれる純利益の定義ではないため誤りである。

一問一答

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