問題
討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における「投資のリスクからの解放」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1事業投資も金融投資も、市場価格が変動した時点で一律にリスクから解放されたと判断される
- 2投資のリスクからの解放とは、投資額を上回るキャッシュを現金で回収し終えた状態のみを指す
- 3事業投資については、事業のリスクに拘束されない独立の資産を獲得したとみなすことができるときに、投資のリスクから解放される
- 4その他有価証券の評価差額は、毎期の時価評価の時点でリスクから解放されるため、純利益に含められる
正解
3. 事業投資については、事業のリスクに拘束されない独立の資産を獲得したとみなすことができるときに、投資のリスクから解放される
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
概念フレームワークは、収益・費用の認識を「投資のリスクからの解放」、すなわち投資にあたって期待された成果が事実として確定することに求める。事業投資については「事業のリスクに拘束されない独立の資産を獲得したとみなすことができるとき」に投資のリスクから解放されるとされ、販売による対価(貨幣性資産)の獲得がその典型であるから、この内容の記述が正しい。「事業投資も金融投資も、市場価格が変動した時点で一律にリスクから解放されたと判断される」は誤りで、時価の変動そのものを投資の成果と捉えるのは売買目的有価証券のような金融投資に妥当する考え方であり、事業投資には当てはまらない。「投資額を上回るキャッシュを現金で回収し終えた状態のみを指す」は現金回収の完了まで要求する点で厳格にすぎ、掛売上のように独立の貨幣性資産を獲得すれば解放が認められるため誤りである。「その他有価証券の評価差額は、毎期の時価評価の時点でリスクから解放されるため、純利益に含められる」も誤りで、当該評価差額はいまだリスクから解放されておらず、その他の包括利益として純利益からは除かれる。
一問一答
5科目1,000問を科目別に学習