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財務諸表論難易度:

税理士 一問一答財務諸表論 第12問

問題

討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における純資産および株主資本に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1純資産は独立に定義され、資産および負債は純資産の増減として従属的に定義される
  2. 2純資産は資産と負債の差額として定義され、そのうち報告主体の所有者である株主に帰属する部分が株主資本とされる
  3. 3株主資本は資産と負債の差額そのものであるため、新株予約権やその他有価証券評価差額金も株主資本に含まれる
  4. 4純利益は純資産全体の変動と対応する利益概念であり、株主資本との対応関係は想定されていない

正解

2. 純資産は資産と負債の差額として定義され、そのうち報告主体の所有者である株主に帰属する部分が株主資本とされる

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解説

概念フレームワークは、まず資産と負債を定義したうえで「純資産は資産と負債の差額」として導き、そのうち報告主体の所有者である株主に帰属する部分を株主資本と定義する。したがって「純資産は資産と負債の差額として定義され、そのうち報告主体の所有者である株主に帰属する部分が株主資本とされる」という記述が正しい。「純資産は独立に定義され、資産および負債は純資産の増減として従属的に定義される」は定義の順序が逆であり、概念フレームワークでは資産・負債が基礎概念とされている。「新株予約権やその他有価証券評価差額金も株主資本に含まれる」は誤りで、新株予約権は将来株主になり得るオプションの所有者との取引によるもので現在の株主に帰属せず、その他有価証券評価差額金はリスクから解放されていない部分として株主資本とは区別される(差額としての純資産には含まれるが株主資本ではない)。「純利益は純資産全体の変動と対応する利益概念であり、株主資本との対応関係は想定されていない」も誤りで、純利益は株主資本の変動(株主との直接的な取引を除く)と対応し、純資産全体の変動に対応するのは包括利益である。

一問一答

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