税理士に戻る
財務諸表論難易度:

税理士 一問一答財務諸表論 第45問

問題

企業会計基準第29号(適用指針を含む)における返品権付き販売の会計処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1返品権付きで商品を販売した場合、返品期限が経過するまで販売額の全額について収益を認識できない
  2. 2返品されると見込まれる商品の対価については収益を認識せず、返金負債を認識する
  3. 3返品されると見込まれる部分も含めて、販売時に対価の全額を収益として認識する
  4. 4返品権付き販売では、顧客から受け取った対価の全額を契約資産として計上する

正解

2. 返品されると見込まれる商品の対価については収益を認識せず、返金負債を認識する

詳しい解説を見る

解説

返品権付きで商品を販売した場合、収益認識に関する会計基準および適用指針の下では、企業が権利を得ると見込む対価の額、すなわち返品が見込まれる分を除いた額で収益を認識し、返品されると見込まれる商品の対価については収益を認識せずに返金負債を認識する。あわせて、返金負債の決済時に顧客から商品を回収する権利を返品資産として認識する。したがって「返品されると見込まれる商品の対価については収益を認識せず、返金負債を認識する」という記述が正しい。「返品期限が経過するまで販売額の全額について収益を認識できない」は誤りで、返品の見込みを合理的に見積ることができる限り、見込み分を除いた部分は販売時に収益として認識される。「返品されると見込まれる部分も含めて、販売時に対価の全額を収益として認識する」は、返品見込額という変動対価の見積りを無視して収益を過大に計上するものであり誤りである。「顧客から受け取った対価の全額を契約資産として計上する」も誤りで、契約資産は移転済みの財又はサービスと交換に受け取る対価に対する条件付きの権利を表す資産であり、受け取った対価そのものや返金の義務を表す科目ではない。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

財務諸表論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。