問題
企業会計原則の一般原則における正規の簿記の原則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1正規の簿記の原則は、複式簿記による記帳を法的に強制するものであり、複式簿記以外の記帳方法は一切認められない
- 2正規の簿記の原則に従う限り、簿外資産や簿外負債はいかなる場合も生じない
- 3正規の簿記の原則は、すべての取引について、網羅性・検証可能性・秩序性を備えた正確な会計帳簿を作成することを要請する
- 4正規の簿記の原則は、会計帳簿の記録とは無関係に、実地調査のみに基づいて財務諸表を作成することを要請する
正解
3. 正規の簿記の原則は、すべての取引について、網羅性・検証可能性・秩序性を備えた正確な会計帳簿を作成することを要請する
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解説
正規の簿記の原則は「すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない」とするものであり、正確な会計帳簿の要件として、取引を漏れなく記録する網羅性、証拠資料に基づき確かめられる検証可能性、体系的・組織的に記録される秩序性が求められる。したがって「網羅性・検証可能性・秩序性を備えた正確な会計帳簿を作成することを要請する」という記述が正しい。「複式簿記による記帳を法的に強制するものであり、複式簿記以外の記帳方法は一切認められない」は誤りで、複式簿記はこれらの要件を最もよく満たす典型ではあるが、原則自体が特定の簿記形式を強制するものではない。「簿外資産や簿外負債はいかなる場合も生じない」も誤りで、重要性の乏しい消耗品を買入時に費用処理する場合のように、重要性の原則の適用により生じる簿外資産・簿外負債は正規の簿記の原則に従った処理として認められる。「会計帳簿の記録とは無関係に、実地調査のみに基づいて財務諸表を作成する」は、帳簿記録から誘導的に財務諸表を作成する誘導法を前提とする本原則の趣旨に反するため誤りである。
一問一答
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