問題
「固定資産の減損に係る会計基準」におけるのれんの減損処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1のれんは他の資産グループと切り離して単独で減損の判定を行い、算定された減損損失はのれん以外の資産に優先的に配分する
- 2のれんの減損処理は、原則として、のれんが帰属する事業に関連する複数の資産グループにのれんを加えた、より大きな単位で行う
- 3のれんに配分された減損損失は、その後の超過収益力の回復に応じて戻入れを行う
- 4のれんは規則的な償却を行わない資産であるため、毎期末に必ず減損テストを実施しなければならない
正解
2. のれんの減損処理は、原則として、のれんが帰属する事業に関連する複数の資産グループにのれんを加えた、より大きな単位で行う
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解説
「のれんの減損処理は、原則として、のれんが帰属する事業に関連する複数の資産グループにのれんを加えた、より大きな単位で行う」が正しい。のれんは超過収益力の対価であり、それ自体では独立したキャッシュ・フローを生み出さないため、「固定資産の減損に係る会計基準」は関連する事業の単位に含めて判定する方法を原則とし、のれんの帳簿価額を各資産グループに合理的な基準で配分する方法も認めている。のれんを加えることによって算定される減損損失の増加額は、原則としてのれんに配分される。「単独で減損の判定を行い、算定された減損損失はのれん以外の資産に優先的に配分する」との記述は、判定単位と配分の順序のいずれも基準の定めと異なるため誤りである。「超過収益力の回復に応じて戻入れを行う」も誤りで、同基準は減損損失の戻入れを一切行わないこととしている。「規則的な償却を行わない資産であるため、毎期末に必ず減損テストを実施しなければならない」は国際会計基準における非償却・減損テストの枠組みの説明であり、のれんを20年以内で規則的に償却しつつ兆候がある場合に減損の判定を行うわが国の制度とは異なる。
一問一答
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