問題
繰延資産の意義に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1すでに代価の支払が完了しまたは支払義務が確定し、これに対応する役務の提供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現すると期待される費用をいう
- 2役務の提供をいまだ受けていないにもかかわらず、その代価を前払いした場合の支出額をいう
- 3将来の特定の費用または損失に備えて、あらかじめ当期の負担額を費用計上した場合の貸方項目をいう
- 4決算日の翌日から起算して1年以内に現金化されると見込まれる資産をいう
正解
1. すでに代価の支払が完了しまたは支払義務が確定し、これに対応する役務の提供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現すると期待される費用をいう
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解説
繰延資産とは、「すでに代価の支払が完了しまたは支払義務が確定し、これに対応する役務の提供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現すると期待される費用」をいう(企業会計原則注解15、実務対応報告第19号「繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い」)。すでに費用としての性格を備えた支出でありながら、その効果が将来の期間に及ぶため経過的に資産として計上されるものであり、換金価値をもたない費用性資産である点に特徴がある。「役務の提供をいまだ受けていないにもかかわらず、その代価を前払いした場合の支出額」は前払費用の説明であり、役務の提供を受けたか否かという点で繰延資産と本質的に異なる。「将来の特定の費用または損失に備えて、あらかじめ当期の負担額を費用計上した場合の貸方項目」は引当金の説明であり、負債の部に属する項目であって資産たる繰延資産とは正反対の性格をもつ。「1年以内に現金化されると見込まれる資産」は流動資産の説明であり、換金可能性をもたない繰延資産の意義とは無関係である。
一問一答
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