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財務諸表論難易度:

税理士 一問一答財務諸表論 第195問

問題

包括利益の表示に関する記述として、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1包括利益は、常に当期純利益と同額になる
  2. 2その他の包括利益の表示は、連結財務諸表だけでなく個別財務諸表にも適用が強制されている
  3. 3過年度にその他の包括利益に含めた項目を当期純利益に移し替える組替調整は、禁止されている
  4. 4包括利益とは純資産の変動額のうち持分所有者との直接的な取引によらない部分をいい、当期純利益にその他の包括利益の内訳項目を加減して表示し、組替調整(リサイクリング)が行われる

正解

4. 包括利益とは純資産の変動額のうち持分所有者との直接的な取引によらない部分をいい、当期純利益にその他の包括利益の内訳項目を加減して表示し、組替調整(リサイクリング)が行われる

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解説

企業会計基準第25号「包括利益の表示に関する会計基準」において、包括利益とは、ある企業の特定期間の財務諸表において認識された純資産の変動額のうち、当該企業の純資産に対する持分所有者との直接的な取引によらない部分をいう。包括利益は、当期純利益にその他の包括利益の内訳項目(その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、為替換算調整勘定、退職給付に係る調整額等)を加減して表示され、過年度にその他の包括利益に含められた部分が当期純利益に含められた場合には組替調整(リサイクリング)を行う。リサイクリングの堅持は、当期純利益の総合的な業績指標としての有用性を維持するためである。「常に当期純利益と同額になる」のはその他の包括利益がゼロの場合に限られ、一般には一致しない。表示方法は2計算書方式と1計算書方式の選択であり、「組替調整は禁止されている」のではなくむしろ求められている。また同基準は当面の間、個別財務諸表には適用しないこととされており、「個別にも強制されている」という記述は誤りである。連結では非支配株主に係る部分も包括利益に含まれる。

一問一答

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