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財務諸表論難易度:

税理士 一問一答財務諸表論 第186問

問題

営業活動によるキャッシュ・フローの区分に設けられる「小計」欄の意義に関する記述として、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1法人税等を控除した後の最終的な資金増加額を示すためのものである
  2. 2様式上の慣行にすぎず、特段の情報としての意味はない
  3. 3営業損益計算の対象となった取引等によるキャッシュ・フローを示すためのものであり、小計欄以下には利息及び配当金の受払額、法人税等の支払額、災害による保険金収入などが記載される
  4. 4いわゆるフリー・キャッシュ・フローの金額を示すためのものである

正解

3. 営業損益計算の対象となった取引等によるキャッシュ・フローを示すためのものであり、小計欄以下には利息及び配当金の受払額、法人税等の支払額、災害による保険金収入などが記載される

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解説

営業活動によるキャッシュ・フローの区分に設けられる小計欄は、営業損益計算の対象となった取引等によるキャッシュ・フローを区別して示すためのものである。営業活動の区分には、商品の販売や仕入れなど本来の営業取引によるキャッシュ・フローのほか、投資活動及び財務活動のいずれにも属さないキャッシュ・フローも記載されるため、両者を区別しなければ営業活動そのものの資金創出能力を読み取ることができない。そこで小計欄までに営業損益計算の対象となった取引及び営業活動に係る債権・債務から生じるキャッシュ・フローを記載し、小計欄以下に利息及び配当金の受取額・支払額、法人税等の支払額、災害による保険金収入、損害賠償金の支払額などを記載する。「法人税等控除後の最終的な資金増加額を示す」という説明は、法人税等の支払額が小計の下に記載される構造の理解として不正確である。「様式上の慣行にすぎない」という理解は小計の情報価値を無視しており、「フリー・キャッシュ・フローを示す」という説明も、投資活動によるキャッシュ・フローを考慮しない点で誤りである。

一問一答

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