問題
選択肢
- 1評価性引当額
- 2貸倒引当金
- 3減損損失
- 4減価償却累計額
正解
1. 評価性引当額
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解説
繰延税金資産とは、税効果会計で計上される“将来の税金の前払い”のような資産ですが、これは将来十分な利益(課税所得)が出て初めて値打ちが実現します。そこで、将来の課税所得が見込めず回収できそうにない部分については、その金額を見積もって控除する『評価性引当額』を設定します。 仕組みをかみくだくと、繰延税金資産は『将来この差異が解消するとき税金が安くなるはず』という見込みで資産計上されます。ところが、そもそも将来赤字続きで税金を払うほどの利益が出ない会社では、“税金が安くなる”という恩恵を受けられないため、その資産は絵に描いた餅になってしまいます。だから回収可能性が認められない部分は評価性引当額として差し引き、貸借対照表に過大な資産が残らないようにします。たとえば計上した繰延税金資産100のうち、回収見込みが60しかなければ40を評価性引当額として控除します。 他の選択肢との違いを確認しましょう。『貸倒引当金』は売上債権の回収不能見込みに備えるもの、『減損損失』は固定資産の収益性低下による評価減、『減価償却累計額』は固定資産の価値減少の累計で、いずれも繰延税金資産の回収可能性とは無関係です。繰延税金資産の取り崩しに使うのは『評価性引当額』だと押さえてください。
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