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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第391問

問題

変動費と固定費に分けて利益を分析する手法を何というか?

選択肢

  1. 1CVP分析(損益分岐点分析)
  2. 2ABC分析
  3. 3差額原価分析
  4. 4標準原価分析

正解

1. CVP分析(損益分岐点分析)

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解説

費用を変動費と固定費に分けて、売上高・費用・利益の関係を分析する手法を「CVP分析(損益分岐点分析)」といいます。CVPとは Cost(費用)・Volume(販売量・操業度)・Profit(利益)の頭文字で、この3つがどう連動するかを調べるものです。分析の前提として、費用を2つに分けます。売上に比例して増える「変動費」(材料費など)と、売上に関わらず一定額かかる「固定費」(家賃や減価償却費など)です。この区別があるからこそ、「売上がいくらになれば利益がゼロ(トントン)になるか」「目標利益を出すには何個売ればよいか」といった分析ができるのです。CVP分析の中心になるのが損益分岐点売上高です。これは利益も損失も出ない、ちょうど収支トントンになる売上高のことで、『損益分岐点売上高 = 固定費 ÷(1 − 変動費率)』で求められます。ここで「1 − 変動費率」は、売上のうち変動費を引いた後に残る割合、つまり限界利益率を表します。限界利益(売上 − 変動費)が固定費をちょうど回収しきった点が損益分岐点、というわけです。たとえば固定費300万円、変動費率60%なら、損益分岐点売上高は300万 ÷(1 − 0.6)=750万円。売上が750万円を超えれば黒字、下回れば赤字と判断できます。この分析により、利益を出すために必要な売上水準や、固定費・変動費の構造が会社の採算にどう影響するかが見えてきます。混同しやすい「ABC分析」は重点管理のための分類手法(在庫管理などで使うパレート分析)で、CVP分析とは別物です。差額原価分析や標準原価分析も目的の異なる手法なので取り違えないようにしましょう。

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