司書 民法 の過去問・一問一答一覧
司法書士の民法分野から360問を収録。問題文・選択肢・正解・解説まで基本無料で公開。スキマ資格で繰り返し演習できます。
- 1第1問民法標準
制限行為能力者の相手方の催告権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 2第2問民法標準
制限行為能力者の詐術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 3第3問民法標準
失踪宣告に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 4第4問民法難
法人でない社団の財産の帰属に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 5第5問民法標準
主物と従物の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 6第6問民法易
心裡留保に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 7第7問民法標準
通謀虚偽表示の第三者に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 8第8問民法標準
錯誤による意思表示の取消しに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 9第9問民法標準
第三者による詐欺に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 10第10問民法易
意思表示の効力発生時期に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 11第11問民法難
代理行為の瑕疵に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 12第12問民法標準
復代理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 13第13問民法標準
自己契約・双方代理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 14第14問民法難
無権代理と相続に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 15第15問民法標準
無権代理人の責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 16第16問民法標準
表見代理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 17第17問民法標準
条件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 18第18問民法易
期限の利益に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 19第19問民法易
取得時効に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 20第20問民法標準
消滅時効の起算点と期間に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 21第21問民法標準
時効の完成猶予および更新に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 22第22問民法標準
時効の援用に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 23第23問民法標準
成年後見人の権限に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 24第24問民法標準
保佐人の同意を要する行為に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 25第25問民法易
公序良俗違反に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 26第26問民法標準
不在者財産管理人に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 27第27問民法標準
同時死亡の推定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 28第28問民法標準
物権的請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 29第29問民法標準
特定物売買における所有権移転の時期に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 30第30問民法標準
民法177条の「第三者」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 31第31問民法難
取消しと登記に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 32第32問民法難
取得時効と登記に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 33第33問民法難
相続と登記に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 34第34問民法標準
即時取得に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 35第35問民法標準
盗品・遺失物の回復に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 36第36問民法標準
占有訴権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 37第37問民法標準
囲繞地通行権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 38第38問民法標準
越境した竹木の枝と根に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 39第39問民法標準
共有物の管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 40第40問民法標準
共有物分割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 41第41問民法難
地役権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 42第42問民法標準
地上権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 43第43問民法標準
添付(付合・混和・加工)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 44第44問民法標準
無主物先占および埋蔵物発見に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 45第45問民法標準
明認方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 46第46問民法標準
占有者の費用償還請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 47第47問民法難
他主占有から自主占有への転換に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 48第48問民法難
94条2項の類推適用に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 49第49問民法難
所有者不明土地管理制度(令和3年改正)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 50第50問民法標準
隣地使用権(令和3年改正)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 51第51問民法標準
担保物権の通有性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 52第52問民法標準
留置権の成立要件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 53第53問民法難
二重譲渡と留置権に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 54第54問民法標準
留置権の効力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 55第55問民法標準
一般の先取特権の順位に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 56第56問民法難
不動産の先取特権の登記時期に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 57第57問民法難
物上代位における差押えに関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 58第58問民法標準
質権の設定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 59第59問民法標準
不動産質権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 60第60問民法標準
流質契約の禁止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 61第61問民法標準
抵当権の被担保債権の範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 62第62問民法標準
抵当権の効力の及ぶ範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 63第63問民法標準
法定地上権の成立要件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 64第64問民法難
法定地上権と共有に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 65第65問民法難
一番抵当権設定時に土地と建物の所有者が異なり後に同一人に帰属した場合の法定地上権に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 66第66問民法標準
抵当建物の明渡猶予制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 67第67問民法標準
代価弁済と抵当権消滅請求に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 68第68問民法難
共同抵当における異時配当に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 69第69問民法標準
抵当権の処分に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 70第70問民法難
抵当権に基づく妨害排除請求に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 71第71問民法標準
根抵当権の元本確定前の性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 72第72問民法標準
根抵当権の変更に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 73第73問民法標準
根抵当権の元本確定請求に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 74第74問民法標準
根抵当権の全部譲渡に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 75第75問民法難
譲渡担保に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 76第76問民法難
集合動産譲渡担保に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 77第77問民法難
仮登記担保法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 78第78問民法難
所有権留保に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 79第79問民法難
抵当権と消滅時効に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 80第80問民法標準
抵当権の順位の変更に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 81第81問民法標準
債務不履行による損害賠償の範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 82第82問民法標準
履行遅滞の時期に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 83第83問民法標準
受領遅滞の効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 84第84問民法標準
債権者代位権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 85第85問民法標準
詐害行為取消権の期間制限に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 86第86問民法難
詐害行為取消権の対象に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 87第87問民法標準
連帯債務における絶対的効力事由に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 88第88問民法標準
連帯債務者間の求償に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 89第89問民法易
保証契約の要式性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 90第90問民法標準
連帯保証に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 91第91問民法標準
個人根保証契約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 92第92問民法標準
譲渡制限の意思表示がされた債権の譲渡に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 93第93問民法難
債権の二重譲渡の優劣に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 94第94問民法標準
免責的債務引受に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 95第95問民法難
弁済による代位に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 96第96問民法標準
受領権者としての外観を有する者に対する弁済に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 97第97問民法標準
相殺の禁止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 98第98問民法難
差押えと相殺に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 99第99問民法標準
代物弁済に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 100第100問民法標準
混同による債権の消滅に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 101第101問民法標準
同時履行の抗弁権に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 102第102問民法標準
危険負担に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 103第103問民法標準
契約の解除に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 104第104問民法標準
無催告解除ができる場合として、最も適切なものはどれか。
- 105第105問民法標準
解除権の不可分性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 106第106問民法標準
解除の効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 107第107問民法標準
第三者のためにする契約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 108第108問民法標準
手付による解除に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 109第109問民法標準
売買における契約不適合責任の期間制限に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 110第110問民法標準
買主の救済手段に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 111第111問民法標準
危険の移転に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 112第112問民法標準
買戻しに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 113第113問民法標準
書面によらない贈与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 114第114問民法標準
死因贈与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 115第115問民法標準
賃貸人たる地位の移転に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 116第116問民法標準
無断転貸と解除に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 117第117問民法標準
賃貸借の合意解除と転借人に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 118第118問民法標準
敷金に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 119第119問民法易
賃借人の原状回復義務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 120第120問民法標準
使用貸借に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 121第121問民法難
請負における目的物の所有権帰属に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 122第122問民法標準
請負契約の解除に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 123第123問民法標準
委任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 124第124問民法標準
事務管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 125第125問民法易
不当利得の返還範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 126第126問民法標準
不法原因給付に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 127第127問民法標準
不法行為による損害賠償請求権の消滅時効に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 128第128問民法難
使用者責任に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 129第129問民法標準
土地工作物責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 130第130問民法標準
共同不法行為に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 131第131問民法標準
責任無能力者の監督義務者の責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 132第132問民法標準
過失相殺に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 133第133問民法標準
名誉毀損に対する救済に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 134第134問民法標準
定型約款に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 135第135問民法標準
契約上の地位の移転に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 136第136問民法標準
寄託に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 137第137問民法標準
組合に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 138第138問民法標準
和解に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 139第139問民法標準
借地借家法における借地権の対抗要件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 140第140問民法難
定期借地権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 141第141問民法標準
建物賃貸借の対抗力および更新に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 142第142問民法標準
賃料増減額請求に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 143第143問民法標準
区分所有法における共用部分に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 144第144問民法標準
区分所有法における集会の決議に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 145第145問民法標準
敷地利用権の分離処分に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 146第146問民法標準
特定物の引渡債務における善管注意義務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 147第147問民法標準
法定利率に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 148第148問民法標準
選択債権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 149第149問民法標準
弁済の充当に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 150第150問民法標準
第三者弁済に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 151第151問民法易
親族の範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 152第152問民法標準
姻族関係の終了に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 153第153問民法易
婚姻適齢に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 154第154問民法標準
近親婚の制限に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 155第155問民法標準
婚姻の無効および取消しに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 156第156問民法標準
夫婦の財産関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 157第157問民法難
日常家事債務に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 158第158問民法標準
協議上の離婚に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 159第159問民法標準
裁判上の離婚原因に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 160第160問民法標準
内縁関係に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 161第161問民法難
嫡出推定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 162第162問民法難
嫡出否認の訴えに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 163第163問民法標準
認知に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 164第164問民法標準
普通養子縁組の要件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 165第165問民法標準
特別養子縁組に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 166第166問民法標準
離縁に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 167第167問民法標準
親権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 168第168問民法難
利益相反行為に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 169第169問民法標準
親権喪失・停止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 170第170問民法標準
未成年後見に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 171第171問民法標準
後見開始の審判の請求権者に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 172第172問民法標準
任意後見契約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 173第173問民法標準
扶養に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 174第174問民法易
相続人の順位に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 175第175問民法標準
代襲相続に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 176第176問民法標準
相続欠格と廃除に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 177第177問民法易
法定相続分に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 178第178問民法標準
特別受益の持戻し免除の意思表示の推定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 179第179問民法標準
特別の寄与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 180第180問民法標準
相続の承認・放棄の熟慮期間に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 181第181問民法標準
限定承認に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 182第182問民法標準
法定単純承認に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 183第183問民法標準
相続放棄の効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 184第184問民法難
預貯金債権の遺産分割における取扱いに関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 185第185問民法標準
遺産分割の効力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 186第186問民法標準
配偶者居住権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 187第187問民法標準
配偶者短期居住権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 188第188問民法標準
自筆証書遺言の方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 189第189問民法標準
遺言書の検認に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 190第190問民法標準
遺言能力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 191第191問民法標準
公正証書遺言の証人に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 192第192問民法標準
遺言の撤回に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 193第193問民法標準
遺言執行者に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 194第194問民法標準
遺留分の割合に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 195第195問民法標準
遺留分侵害額請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 196第196問民法難
遺留分算定の基礎財産に算入される贈与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 197第197問民法標準
相続財産清算人(旧相続財産管理人)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 198第198問民法難
相続回復請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 199第199問民法標準
遺贈に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 200第200問民法難
特定財産承継遺言に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 201第201問民法標準
相続分の譲渡に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 202第202問民法標準
遺産分割前の預貯金債権の払戻し制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 203第203問民法難
相続債務の承継に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 204第204問民法標準
相続登記の義務化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 205第205問民法標準
相続土地国庫帰属制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 206第206問民法易
意思能力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 207第207問民法標準
無効な法律行為の追認に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 208第208問民法標準
取消しの効果と原状回復に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 209第209問民法標準
期間の計算に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 210第210問民法難
協議を行う旨の合意による時効の完成猶予に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 211第211問民法難
不動産の付合に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 212第212問民法難
共有物に関する訴えに関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 213第213問民法難
所在等不明共有者の持分の取得(令和3年改正)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 214第214問民法難
抵当不動産の賃借権に同意を与える制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 215第215問民法標準
一括競売に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 216第216問民法難
根抵当権の債務者の相続に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 217第217問民法難
根抵当権者の相続・合併に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 218第218問民法標準
債務不履行における填補賠償に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 219第219問民法標準
代償請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 220第220問民法標準
債権者代位権の転用に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 221第221問民法難
詐害行為取消しの効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 222第222問民法難
不可分債務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 223第223問民法難
保証人の求償権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 224第224問民法難
主たる債務者の情報提供義務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 225第225問民法標準
将来債権の譲渡に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 226第226問民法標準
債権譲渡における債務者の抗弁に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 227第227問民法標準
弁済の提供に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 228第228問民法標準
弁済の場所に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 229第229問民法標準
供託の要件に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 230第230問民法標準
相殺適状と時効消滅した債権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 231第231問民法標準
更改に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 232第232問民法標準
契約締結上の過失に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 233第233問民法標準
承諾の期間を定めた申込みに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 234第234問民法標準
売主の権利移転義務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 235第235問民法標準
負担付贈与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 236第236問民法標準
賃貸借の存続期間に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 237第237問民法標準
賃借人による修繕に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 238第238問民法標準
賃借物の一部滅失による賃料減額に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 239第239問民法標準
請負における契約不適合責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 240第240問民法標準
受任者の報酬に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 241第241問民法標準
委任の終了事由に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 242第242問民法標準
不法行為における損害賠償請求権の相続に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 243第243問民法標準
注文者の責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 244第244問民法標準
近親者の慰謝料請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 245第245問民法標準
法人の不法行為責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 246第246問民法標準
動物の占有者の責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 247第247問民法標準
正当防衛・緊急避難(民法)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 248第248問民法標準
中間利息控除に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 249第249問民法標準
請求権競合に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 250第250問民法標準
所有権に基づく返還請求と占有権原に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 251第251問民法難
背信的悪意者からの転得者に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 252第252問民法難
登記請求権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 253第253問民法標準
共同相続における相続分の指定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 254第254問民法標準
遺産分割の禁止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 255第255問民法難
相続開始から10年経過後の遺産分割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 256第256問民法標準
遺言の解釈に関する判例の立場として、最も適切なものはどれか。
- 257第257問民法標準
遺贈の物上代位・目的物の滅失に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 258第258問民法標準
負担付遺贈に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 259第259問民法標準
遺留分の放棄に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 260第260問民法標準
特別縁故者への財産分与に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 261第261問民法易
果実に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 家賃は、法定果実に当たる。 イ 利息の計算は、法定果実と同様に、別段の意思表示がなければ、これを生ずべき債権の存続期間に応じて、日割による。 ウ 乳牛から搾取される牛乳は、天然果実には当たらない。 エ 天然果実は、その元物から分離する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する。 オ 賃借人は、賃貸借の目的物の天然果実を収取することができない。
- 262第262問民法難
意思表示に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 意思表示の通知が相手方に到達したというためには、その通知が相手方の了知可能な状態に置かれることをもって足りる。 イ 契約を解除する旨の意思表示は、その通知の発信から相手方への到達までの間に表意者が意思能力を喪失したときは、その効力を生じない。 ウ 隔地者間の契約は、承諾の通知が申込者に到達したときは、承諾の通知を発した時に遡って成立する。 エ 公示による意思表示は、表意者が相手方を知らないこと又はその所在を知らないことについて過失がないときは、最後に官報に掲載した日又はその掲載に代わる掲示を始めた日から 2 週間を経過した時に、相手方に到達したものとみなされる。 オ 公示による意思表示の公示に関する手続は、表意者の住所地の登記所の管轄に属する。
- 263第263問民法標準
代理に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aの代理人であるBが、その代理権の範囲内でAのためにすることを示さずにCとの間で契約を締結した場合において、BがAのために契約を締結することをCが知ることができたときは、AC間に契約の効力が生ずる。 イ Aは、B及びCからあらかじめ許諾を得た場合には、B及びCの双方を代理してBC間の契約を締結することができる。 ウ 委任による代理人は、本人の許諾を得た場合でなければ、復代理人を選任することができない。 エ Aの代理人であるBが、Aの許諾を得て復代理人Cを選任し、Cがその代理権の範囲内でDとの間で契約を締結した場合において、CがDに対し、Aのために契約を締結することを示しただけで、自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは、AD間に契約の効力は生じない。 オ 代理権は、代理人が後見開始の審判を受けたことによって消滅する。
- 264第264問民法難
物権的請求権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aが所有する甲土地上にBが権原なく乙建物を新築し、乙建物について所有権の保存の登記がされた場合において、BがCに乙建物を売却したが、その旨の登記がされていないときは、Bは、Aに対し、乙建物の所有権の喪失を主張して、乙建物の収去及び甲土地の明渡しの義務を免れることはできない。 イ Aが所有する甲土地上にBが権原なく乙建物を新築し、Cに乙建物を賃貸したときは、Aは、Cに対し、乙建物の収去を請求することができる。 ウ AとBが各 2 分の 1 の持分の割合で共有する甲土地上にCが権原なく乙建物を新築したときは、Aは、単独で、Cに対し、乙建物の収去及び甲土地の明渡しを請求することができる。 エ AがBの所有する自動車を盗んでCが所有する甲土地上に権原なく放置しているときは、Cは、Bに対し、当該自動車の撤去を請求することはできない。 オ Aが所有する甲土地にBのために通行地役権が設定されている場合において、Cが甲土地を権原なく占有してBの通行を妨害しているときは、Bは、Cに対し、地役権に基づいて甲土地の明渡しを請求することができる。
- 265第265問民法難
不動産の物権変動に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア A所有の甲土地がAからBへ、BからCへと順次売却された後、AB間の売買契約が合意により解除された場合には、Cは、BからCへの所有権移転登記がされていないときであっても、Aに対し、甲土地の所有権の取得を主張することができる。 イ A及びBが甲土地を共同相続した場合において、Bが、甲土地について単独で相続した旨の登記をした上で甲土地をCに売却し、その旨の登記がされたときは、Aは、Cに対し、当該登記の全部抹消登記手続をすることを請求することができる。 ウ 甲土地を所有するAが死亡し、Aの子B及びCのうちBが相続の放棄をしてCがAの唯一の相続人となった場合には、Bの債権者Dが甲土地をBも共同相続したものとしてBのその持分を差し押さえたときであっても、Cは、Dに対し、甲土地の単独所有権の取得を主張することができる。 エ A所有の甲土地をAがBに売却したが、その旨の登記がされていないことを奇貨として、CがBを害する目的で甲土地をAから買い受け、その旨の登記がされた場合には、その後、Cが事情を知らないDに甲土地を売却し、その旨の登記がされたときであっても、Bは、Dに対し、甲土地の所有権の取得を主張することができる。 オ AがB所有の甲土地を占有し、取得時効が完成した後、その旨の登記がされない間に、CがBから甲土地について抵当権の設定を受け、その旨の登記がされた場合において、Aがその後引き続き時効取得に必要な期間甲土地の占有を継続したときは、Aが当該抵当権の存在を容認していたなどの特段の事情がない限り、Aは、甲土地の取得時効を援用し、Cに対し、当該抵当権の消滅を主張することができる。
- 266第266問民法難
即時取得に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア A所有の甲動産をAから預かっていたBが、甲動産がBの所有であると過失なく信じているCに対して甲動産を売却し、以後BがCのために引き続き甲動産を保管する意思を表示した場合には、Cは、甲動産を即時取得する。 イ A所有の甲動産をAから預かっていたBが死亡し、甲動産がBの所有であると過失なく信じているCが、Bを相続し、甲動産の占有を承継した場合には、Cは、甲動産を即時取得する。 ウ A所有の甲動産をAから預かっていたBが、甲動産がBの所有であると過失なく信じていたCとの間で甲動産の売買契約を締結した後、Cが、甲動産についてBが無権利であることを知り、甲動産の現実の引渡しを受けた場合には、Cは、甲動産を即時取得することができない。 エ A所有の甲動産をAから預かっていたBが、甲動産がBの所有であると過失なく信じているCのために動産に質権を設定し、Cに甲動産の現実の引渡しをした場合には、Cは、甲動産について質権を即時取得する。 オ A所有の甲動産を盗んだBが、甲動産がBの所有であると過失なく信じているCに対して甲動産を売却し、現実の引渡しをした場合には、Aは、その盗難から 2 年間は、Cに対し、甲動産の返還を求めることができる。
- 267第267問民法難
所有者不明土地管理命令及び管理不全土地管理命令に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 土地が数人の共有に属する場合には、所有者不明土地管理命令と管理不全土地管理命令のいずれについても、当該土地の共有持分を対象として発することができる。 イ 所有者不明土地管理命令と管理不全土地管理命令のいずれについても、その効力は、管理命令の対象とされた土地の上にある当該土地の所有者が所有する動産にも及ぶ。 ウ 管理命令の対象とされた土地に関する訴えについては、所有者不明土地管理命令と管理不全土地管理命令のいずれかが発せられた場合でも、その命令において選任された管理人を原告又は被告としなければならない。 エ 裁判所が管理命令の対象とされた土地の処分について許可をするには、所有者不明土地管理命令と管理不全土地管理命令のいずれかが発せられた場合でも、当該土地の所有者の同意を要しない。 オ 所有者不明土地管理人と管理不全土地管理人のいずれについても、正当な事由があるときは、裁判所の許可を得て、辞任することができる。
- 268第268問民法難
担保権の行使に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 留置権者は、留置権による競売を申し立てることができない。 イ 一般の先取特権者は、民事執行法上の担保権の実行手続によることなく、債務者の有する債権を直接取り立てることができる。 ウ 質権設定者は、被担保債務の弁済期が到来した後、質権者との間で、被担保債務の弁済として質物の所有権を質権者に取得させる旨の合意をすることができる。 エ 抵当権者は、物上代位権の行使によらなければ、抵当不動産の賃料を被担保債権の弁済に充てることができない。 オ 動産譲渡担保権が同一の目的物に重複して設定されている場合には、後順位譲渡担保権者は、私的実行をすることができない。
- 269第269問民法難
先取特権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 雇用関係の先取特権は、債務者と使用人との間の雇用関係に基づいて生じた最後の6 か月間の債権についてのみ存在する。 イ 動産の売買の先取特権者は、物上代位の目的債権が譲渡され、第三者に対する対抗要件が備えられた後においては、目的債権を差し押さえて物上代位権を行使することができない。 ウ 不動産の賃貸の先取特権について、即時取得の規定は準用されない。 エ 同一の不動産について不動産の工事の先取特権と不動産の保存の先取特権とが競合する場合には、不動産の工事の先取特権は、不動産の保存の先取特権に優先する。 オ 不動産の売買の先取特権は、売買契約と同時に不動産の代価又はその利息の弁済がされていない旨の登記がされた場合であっても、その前に登記がされた抵当権に先立って行使することができない。
- 270第270問民法難
権利質に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 地上権及び永小作権も、質権の目的とすることができる。 イ 質権者は、被担保債権である金銭債権及び質権の目的である金銭債権の弁済期がいずれも到来したときは、被担保債権の額にかかわらず、質権の目的である金銭債権の全額を取り立てることができる。 ウ 同一の債権について数個の質権が設定された場合には、その質権の順位は、設定の前後による。 エ 質権設定者は、被担保債権の弁済期の到来前であっても、質権の目的である債権を自働債権として相殺をすることはできない。 オ 現に発生していない債権も、質権の目的とすることができる。
- 271第271問民法難
法定地上権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 甲土地を所有するAが、甲土地上にあるB所有の乙建物をBから買い受けた後、その旨の登記がされないまま、Aが甲土地に抵当権を設定した場合において、抵当権の実行によりCが甲土地の所有権を取得したときは、法定地上権は成立しない。 イ A所有の甲土地にBのために第 1 順位の抵当権が設定された後、甲土地上にA所有の乙建物が建築され、次いで、甲土地にCのために第 2 順位の抵当権が設定された場合において、第 2 順位の抵当権の実行によりDが甲土地の所有権を取得したときは、Bが乙建物の建築を承認していたときであっても、法定地上権は成立しない。 ウ A所有の甲土地上にあるB所有の乙建物にCのために第 1 順位の抵当権が設定された後、BがAから甲土地を買い受け、次いで、乙建物にDのために第 2 順位の抵当権が設定された場合において、第 1 順位の抵当権の実行によりEが乙建物の所有権を取得したときは、法定地上権は成立しない。 エ A所有の甲土地上にA及びB共有の乙建物がある場合において、Aが甲土地に抵当権を設定し、抵当権の実行によりCが甲土地の所有権を取得したときは、法定地上権は成立しない。 オ A所有の甲土地上にA所有の乙建物がある場合において、Aが甲土地及び乙建物に共同抵当権を設定した後、乙建物が取り壊され、次いで、Aから甲土地を賃借したBが甲土地上にB所有の丙建物を建築した後、抵当権の実行によりCが甲土地の所有権を取得したときは、法定地上権は成立しない。
- 272第272問民法難
抵当権の消滅に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 抵当権者が同一の債務者に対する他の債権者の利益のためにその抵当権を放棄した場合において、当該他の債権者の債権が弁済により消滅したときは、その抵当権は、放棄がなかったのと同じ状態に戻る。 イ 抵当不動産を買い受けた第三者が、抵当権者の請求に応じてその抵当不動産の代価をその抵当権者に弁済した場合には、後順位の抵当権は、その順位が上昇する。 ウ 共有不動産全体に抵当権が設定されている場合には、当該共有不動産の共有持分のみを取得した第三取得者は、自己の共有持分について単独で抵当権消滅請求をすることができる。 エ 抵当権を実行することができる時から民法第166条第 2 項の消滅時効期間が経過したときは、抵当権設定者は、抵当権者に対し、時効による抵当権の消滅を主張することができる。 オ 地上権を目的として抵当権を設定した地上権者は、その地上権を放棄したときであっても、その放棄をもって抵当権者に対抗することができない。(参考)民法第166条 (略)2 債権又は所有権以外の財産権は、権利を行使することができる時から20年間行使しないときは、時効によって消滅する。3 (略)
- 273第273問民法難
債権の譲渡に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア AがBに対する甲債権をCに譲渡し、その事実を確定日付のある証書によらずにBに通知した後に、Aが甲債権を更にDに譲渡し、その事実を確定日付のある証書によってBに通知したときは、Bは、Dに対して甲債権に係る債務を履行しなければならない。 イ 譲渡禁止特約が付された金銭債権が譲渡され、その事実を譲渡人が確定日付のある証書によって債務者に通知した後に、譲渡人について破産手続開始の決定があった場合には、債権の全額を譲り受けた譲受人は、譲渡禁止特約があることを知っていたときであっても、債務者にその債権の全額に相当する金銭を供託させることができる。 ウ 将来債権の譲渡がされた後、債務者対抗要件を具備する前にその将来債権について譲渡禁止の意思表示がされた場合には、債務者は、譲受人がそのことを知らず、知らなかったことについて重大な過失がなかったときであっても、譲受人に対してその債務の履行を拒むことができる。 エ 譲渡禁止特約が付された債権が譲渡され、譲受人が譲渡禁止特約の存在を知っていた場合において、その譲受人の債権者が当該債権の差押えをしたときは、債務者は、その譲受人の債権者に対し、その債務の履行を拒むことができない。 オ 債権譲渡の譲受人が債務者対抗要件を具備した後に、債務者が譲渡人に対する他人の債権を取得した場合において、その債権が対抗要件具備時より前の原因に基づいて生じたものであるときは、債務者は、その債権による相殺をもって譲受人に対抗することができる。
- 274第274問民法難
次の対話は、弁済に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1から 5 までのうち、どれか。 教授: 本日は、弁済について検討しましょう。売主Aと買主Bの間の売買契約において、Aが所定の期日にBの住所地に目的物を持参し、その引渡しと同時に代金を支払うとされた事例について、考えてみましょう。約定の期日にBが代金支払の準備をして待っていたのにAがBの住所地に目的物を持参しなかった場合には、Bは、Aに対して履行遅滞による損害賠償請求をすることができますか。 ア Bは、代金支払の準備をしたことを通知してその受領の催告をしなければ、Aに対して、履行遅滞による損害賠償を請求することはできません。 教授: では、冒頭の事例において、Aが約定の期日にBの住所地に目的物を持参したが、その運送に費用を要したとします。当事者が費用の発生を契約時に予測していたのに、その負担について契約で定めていなかったときは、その運送費用は誰が負担しますか。 イ Aが負担します。 教授: 次に、代物弁済についてお聞きします。債務者が、債権者との合意によって、債権者に対して本来の債務の弁済に代えて自己が所有する不動産の譲渡をすることを約し、その後、その不動産について債務者から債権者への所有権移転登記がされた事例について、考えてみましょう。この事例において、代物弁済による債務消滅の効果は、いつ生ずることになりますか。 ウ 代物弁済契約が成立した時点で、債務消滅の効果が生じます。 教授: 同じ事例において、代物弁済契約による不動産の所有権移転の効果は、いつ生ずることになりますか。 エ 代物弁済契約が成立した時点で、所有権移転の効果が生じます。 教授: それでは、少し事例を変えて、本来の債務の弁済に代えて債務者が第三債務者に対する債権を債権者に対して譲渡することとしたときは、代物弁済による債務消滅の効果は、いつ生ずることになりますか。 オ 確定日付のある証書により、債務者が第三債務者に通知をし、又は第三債務者が承諾をした時に、債務消滅の効果が生じます。
- 275第275問民法難
更改に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5までのうち、どれか。 ア 債権者Aに対して金銭債務を負っている画家Bが、Aとの間で、当該金銭債務に代えてAの肖像画を描く債務を発生させる旨の更改をしたときは、当該金銭債務及びこれを主たる債務とする保証債務は、いずれも消滅する。 イ A、B及びCがDに対して連帯して900万円の貸金返還債務を負っている場合において、AがDとの間で、900万円の貸金返還債務に代えて甲土地の所有権を移転する債務を発生させる旨の更改をしたときであっても、B及びCは、Dに対して引き続き900万円の貸金返還債務を負う。 ウ 債務者の交替による更改がされた場合において、更改後の債務者がその債務を弁済したときは、更改後の債務者は、更改前の債務者に対して求償権を取得する。 エ 債権者の交替による更改は、更改前の債権者と更改後に債権者となる者との間の契約によってすることができる。 オ 債務者の交替による更改がされた場合において、更改前の債務者が更改前の債務を担保するために抵当権を設定していたときは、債権者は、更改前の債務者の承諾がある場合に限り、当該抵当権を更改後の債務に移すことができる。
- 276第276問民法標準
賃貸借に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1から 5 までのうち、どれか。 ア 賃貸不動産の譲渡により、賃貸人たる地位が譲渡人から譲受人に移転した場合には、譲受人は、敷金の返還に係る譲渡人の債務を承継する。 イ Aに対して甲建物を賃貸している甲建物の所有者BがCに対して甲建物を譲渡し、B及びCが、賃貸人たる地位をBに留保する旨及び甲建物をCがBに賃貸する旨の合意をした後、CがBの債務不履行を理由としてBC間の賃貸借を解除したときは、Cは、Bとの間の賃貸借が終了したことを理由として、Aに対し、甲建物の明渡しを請求することができる。 ウ 賃借人の責めに帰すべき事由によって賃借物の一部が滅失し、使用及び収益をすることができなくなった場合において、残存する部分のみでは賃借人が賃借をした目的を達することができないときは、賃借人は、賃貸借の解除をすることができる。 エ 賃借物の修繕が必要である場合において、急迫の事情があるときは、賃借人は、賃貸人に修繕が必要である旨を通知しなくても、直ちにその修繕をすることができる。 オ 賃借人は、賃貸人に対し、賃料債務を履行しなかったときは、賃貸借が終了する前であっても、敷金をその弁済に充てることを請求することができる。
- 277第277問民法標準
婚姻に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 詐欺による婚姻の取消しは、将来に向かってのみその効力を生ずる。 イ 養子Aと養親Bが離縁をしたことによって親族関係が終了した後は、AとBは、婚姻をすることができる。 ウ 配偶者のある者が重ねて婚姻をした場合には、その後婚は当然に無効である。 エ 婚姻の届出自体について当事者間に意思の合致があった場合において、それが単に他の目的を達成するための便法であって真に社会観念上夫婦であると認められる関係の設定を欲する効果意思がなかったときは、婚姻はその効力を生じない。 オ 夫婦の一方が婚姻中自己の名で得た財産は、その夫婦の共有に属するものと推定される。
- 278第278問民法難
相続の承認及び放棄に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 家庭裁判所は、利害関係人又は検察官の請求によって、相続の承認又は放棄をすべき期間を伸長することができる。 イ Aの相続人Bが相続の承認又は放棄をしないで死亡した場合には、Bの相続人Cは、Bに係る相続の開始があったことを知った時から 3 か月が経過しているときであっても、Aの相続人としての地位を自己が承継した事実を知った時から 3 か月以内は、Aに係る相続について承認又は放棄をすることができる。 ウ 相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から 3 か月以内は、既にした相続の放棄を撤回することができる。 エ 相続人が相続財産を処分した場合において、当該相続人がその処分時に被相続人が死亡したことを確実に予想していたが、被相続人が死亡したことを知らなかったときは、単純承認をしたものとはみなされない。 オ 被相続人Aの子Bが相続の放棄をした場合には、Bの子Cは、Aの相続人とならない。
- 279第279問民法難
Aは、配偶者Bと甲建物に居住していたが死亡した。この事例に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。ただし、アを除き、甲建物をAが単独で所有していたものとする。 ア 甲建物をA及びBが共有していた場合であっても、Bは、遺産の分割によって甲建物の配偶者居住権を取得することができる。 イ 遺産の分割によって、Bが甲建物の配偶者居住権を、Aの子Cが甲建物の所有権をそれぞれ取得した場合には、Cは、Bに対し、配偶者居住権の設定の登記を備えさせる義務を負う。 ウ 配偶者居住権を取得したBは、甲建物を使用する必要がなくなったときは、甲建物の所有者の承諾を得ることなく、甲建物を第三者に賃貸して賃料収入を得ることができる。 エ 配偶者居住権を取得したBは、甲建物のうち従前居住の用に供していなかった部分について、これを居住の用に供することはできない。 オ 配偶者居住権を取得したBが善良な管理者の注意を怠って居住建物の使用又は収益をしたことによって生じた損害の賠償は、甲建物の所有者がBから甲建物の返還を受けた時から 1 年以内に請求しなければならない。
- 280第280問民法標準
遺留分に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から5 までのうち、どれか。 ア 被相続人の兄弟姉妹は、遺留分権利者である。 イ 被相続人が相続人に対して当該相続人の生計の資本としてした贈与であって、相続開始前の10年間にしたものは、その価額を遺留分を算定するための財産の価額に算入する。 ウ 受遺者が複数ある場合には、遺留分権利者は、一人の受遺者の無資力によって生じた損失を他の受遺者に請求することができる。 エ 裁判所は、受遺者の請求により、遺留分権利者の権利行使によって当該受遺者が負担する金銭債務の全部又は一部の支払について、相当の期限を許与することができる。 オ 相続の開始後における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限り、その効力を生ずる。
- 281第281問民法標準
未成年者に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。 ア 法定代理人が目的を定めないで処分を許した財産は、未成年者が自由に処分することができる。 イ 未成年者に対して意思表示をした者は、未成年者の法定代理人がその意思表示を知った後は、その意思表示をもって未成年者に対抗することができる。 ウ 未成年者は、その法定代理人の同意を得ないで、負担付贈与の申込みを承諾することができる。 エ 未成年者が認知をするには、その法定代理人の同意を要しない。 オ 父母の離婚により 15 歳以上の未成年者が親権者である父又は母と氏を異にする場合には、その未成年者は、家庭裁判所の許可を得ることなく、戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、その親権者である父又は母の氏を称することができる。
- 282第282問民法標準
条件に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5までのうち、どれか。 ア 停止条件が成就しないことが法律行為の時に既に確定していた場合には、その法律行為は、無条件となる。 イ 単に債務者の意思のみに係る停止条件を付した法律行為は、無効となる。 ウ 条件が成就することによって利益を受ける当事者が不正にその条件を成就させたときは、相手方は、その条件が成就しなかったものとみなすことができる。 エ 認知には、条件を付すことができる。 オ 不法な行為をしないことを条件とする法律行為は、無条件となる。
- 283第283問民法難
時効に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 不動産の贈与を受け、所有権に基づいて自己の物として不動産を占有する者は、当該不動産について、取得時効を理由として所有権を有することを主張することができない。 イ 期限の定めのない債権の消滅時効は、債務者が履行の請求を受けた時から進行する。 ウ 後順位抵当権者は、先順位抵当権の被担保債権の消滅により当該後順位抵当権者に対する配当額が増加する場合には、当該先順位抵当権の被担保債権の消滅時効を援用することができる。 エ 時効期間を計算するに当たっては、その期間が午前零時から始まるときを除き、期間の初日は算入しない。 オ 主たる債務者が主たる債務について時効の利益を放棄した場合においても、保証人は、主たる債務の消滅時効を援用することができる。
- 284第284問民法難
次の対話は、占有に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から5 までのうち、どれか。 教授: 今日は、占有者の善意・悪意について考えてみましょう。占有者については、占有の態様等に関して、どのような推定がされますか。 ア 占有者は、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と占有をするものと推定されますが、占有者が善意であることは推定されません。 教授: 占有物から生ずる果実の収取について考えてみましょう。悪意の占有者は、果実の収取を怠った場合には、その果実の代価を償還する義務を負いますか。 イ 収取を怠った果実の代価を償還する義務を負いません。 教授: 占有物が占有者の責めに帰すべき事由によって滅失し、又は損傷したときにおける占有者の損害賠償の範囲について考えてみましょう。所有の意思のない善意の占有者は、どの範囲で賠償する義務を負いますか。 ウ 損害の全部の賠償をする義務を負います。 教授: 善意の占有者が本権の訴えにおいて敗訴したときは、いつから悪意の占有者とみなされますか。 エ 占有を始めた時にさかのぼって悪意の占有者とみなされます。 教授: 相続が発生した場合の取得時効についても考えてみましょう。相続人である占有者は、その選択に従い、被相続人の占有に自己の占有を併せて主張することもできます。では、占有を始めた時に悪意であった相続人が占有を始めた時に善意であった被相続人を相続した場合において、その相続人が被相続人の占有を併せて主張するときは、取得時効の要件としての占有者の善意・悪意は、どのように判定されますか。 オ 被相続人の占有を併せて主張する場合には、相続人が占有を始めた時に悪意であっても、善意と判定されます。
- 285第285問民法難
相隣関係に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。なお、別段の慣習の有無を考慮する必要はない。 ア 堀の所有者は、対岸の土地が他人の所有に属するときは、当該土地の所有者の承諾を得なければ、当該堀の幅員を変更してはならない。 イ 土地の所有者は、その所有地の水を通過させるに当たり、低地の所有者の承諾を得なければ、当該低地の所有者が設けた工作物を使用することはできない。せき ウ 水流地の所有者は、他人が所有する対岸の土地に付着させて堰を設けたときは、これによって生じた損害に対して償金を支払わなければならない。 エ 土地の所有者は、他の土地に設備を設置しなければ電気の供給を受けることができない場合であっても、当該他の土地の所有者の承諾を得なければ、当該設備を設置することはできない。 オ 土地の所有者が境界付近における障壁の修繕をするために隣地を使用する必要がある場合であっても、隣地上の住家については、その居住者の承諾を得なければ、立ち入ることはできない。
- 286第286問民法難
共有物の分割に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 共有者は、共有物について、5 年を超えない期間内は分割をしない旨の契約をすることができる。 イ 共有者は、他の共有者が所在不明であることにより、共有物の分割についての協議をすることができない場合には、裁判所に共有物の分割を請求することができる。 ウ 裁判所は、共有物の現物を分割する方法により共有物を分割することができない場合に限り、共有者に債務を負担させて、他の共有者の持分の全部又は一部を取得させる方法により共有物の分割を命ずることができる。 エ 甲土地を所有していたAが死亡し、B及びCがAを相続した場合において、甲土地の分割についてBC間で協議が調わないときは、B又はCは、遺産分割の審判を申し立てずに、共有物分割の訴えを提起することができる。 オ A及びBが共有する甲土地について抵当権を有するCは、甲土地の分割に参加することができる。
- 287第287問民法難
地役権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア A所有の甲土地にB所有の乙土地のための地役権が設定され、その後、BがCに乙土地を売却し、その旨の登記がされた場合には、Cは、Aに対し、甲土地の地役権を主張することができる。 イ A所有の甲土地にB所有の乙土地のための通行地役権が設定され、その後、AがCに甲土地を売却した場合において、その売却の時に、甲土地がBによって継続的に使用されていることがその位置、形状、構造等の物理的状況から客観的に明らかであり、Cがそのことを認識することが可能であったとしても、Cが通行地役権が設定されていることを知らなかったときは、Bは、地役権の設定の登記がなければ、Cに対し、甲土地の通行地役権を主張することができない。 ウ A所有の甲土地に、B、C及びDが共有する乙土地のための地役権が設定されている場合には、Bは、乙土地の自己の持分につき、当該地役権を消滅させることができない。 エ A所有の甲土地にB所有の乙土地上の丙建物からの眺望を確保するための地役権が設定されている場合において、Bが乙土地のうち丙建物が存しない部分をCに譲渡したときは、当該地役権は、Cが取得した土地のためにも存続する。 オ Aが、B所有の甲土地の地中に通された送水管を使用して、外形上認識し得ない形でA所有の乙土地への引水を継続して行っていた場合には、Aは、乙土地のための甲土地の引水地役権を時効によって取得することができない。
- 288第288問民法難
民法上の留置権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア AがBに対して甲建物を売却した後、Aが甲建物を引き続き占有していたが、Bがその代金全額を支払う前に甲建物をCに対して売却した場合において、CがAに対して甲建物の明渡しを請求したときは、Aは、Bに対する売買代金債権を被担保債権として留置権を主張することができる。 イ AがBに対して甲建物を売却して引き渡した後、AがCに対して甲建物を売却し、その旨の登記がされた場合において、CがBに対し甲建物の明渡しを請求したときは、Bは、Aに対する債務不履行に基づく損害賠償請求権を被担保債権として留置権を主張することができる。 ウ A所有の甲土地を賃借したBが、甲土地上に乙建物を建築し、Cに乙建物を賃貸した場合において、Cが乙建物について必要費を支出した後、Bの賃料不払を理由にAB間の賃貸借契約が解除され、AがCに対して乙建物からの退去及び甲土地の明渡しを請求したときは、Cは、B に対する必要費償還請求権を被担保債権とする留置権を主張して、甲土地の明渡しを拒むことができる。 エ A所有の甲建物について譲渡担保権の設定を受けたBが、当該譲渡担保権の実行として甲建物をCに売却した場合において、CがAに対して甲建物の明渡しを請求したときは、Aは、Bに対する清算金支払請求権を被担保債権として留置権を主張することができる。 オ Aを賃借人とし、Bを賃貸人とする甲建物の賃貸借契約がAの賃料不払を理由に解除された後、Aが自らに占有権原のないことを知りながら甲建物をなお占有している間に甲建物について有益費を支出した場合において、BがAに対して甲建物の明渡しを請求したときは、Aは、B に対する有益費償還請求権を被担保債権として留置権を主張することができない。
- 289第289問民法難
先取特権に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 共益の費用のうち全ての債権者に有益でなかったものについては、共益の費用の先取特権は、その費用によって利益を受けた債権者に対してのみ存在する。 イ 建物の賃借権の譲渡が適法にされた場合であっても、建物の賃貸人の先取特権は、賃借権の譲受人がその建物に備え付けた動産には及ばない。 ウ 不動産の工事の先取特権は、工事によって生じた不動産の価格の増加が現存する場合に限り、その増加額についてのみ存在する。 エ 同一の動産について動産の保存の先取特権が互いに競合する場合には、前の保存者が後の保存者に優先する。 オ 不動産の保存の先取特権の効力を保存するためには、保存行為の前にその費用の予算額を登記しなければならない。
- 290第290問民法難
抵当権の効力に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 抵当権が設定されている甲建物と抵当権が設定されていない乙建物がその間の隔壁を除去する工事により一棟の建物となった場合において、甲建物と乙建物が互いに主従の関係になかったときは、甲建物に設定されていた抵当権は消滅する。 イ 土地の賃借人が当該土地上に所有する建物について抵当権を設定した場合には、その抵当権の効力は、当該土地の賃貸人の承諾がない限り、当該土地の賃借権に及ばない。 ウ 抵当権が設定されている建物について賃貸借契約が締結され、敷金が授受された場合において、当該賃貸借契約に係る賃料債権につき抵当権者が物上代位権を行使してこれを差し押さえた後に、当該賃貸借契約が終了し、当該建物が明け渡されたときは、賃料債権は、敷金の充当によりその限度で消滅する。 エ 抵当権に基づき物上代位権を行使する債権者は、他の債権者による債権差押事件に配当要求をすることによっても、優先弁済を受けることができる。 オ 第三者が抵当不動産を損傷しようとしているときは、抵当権者は、当該第三者に対し、その行為の差止めを求めることができる。
- 291第291問民法標準
抵当不動産の第三取得者に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 抵当不動産について所有権を買い受けた第三者が、抵当権者の請求に応じてその抵当権者にその代価を弁済したときは、抵当権は、その第三者のために消滅する。 イ 抵当権の被担保債務の保証人が抵当不動産の所有権を取得した場合には、当該保証人は、抵当権消滅請求をすることができない。 ウ 抵当不動産の第三取得者から抵当権消滅請求の書面の送付を受けた抵当権者が抵当権を実行して競売の申立てをするときは、法定の期間内に、債務者及び当該抵当不動産の譲渡人にその旨を通知しなければならない。 エ 抵当不動産の第三取得者は、抵当権の実行としての競売において、買受人となることができない。 オ 抵当不動産の第三取得者が抵当不動産について必要費を支出した場合において、抵当権の実行により抵当不動産が競売されたときは、当該第三取得者は、競売による抵当不動産の売却代金から抵当権者に優先してその支出した額の償還を受けることができない。
- 292第292問民法難
元本確定前の根抵当権に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 根抵当権者は、担保すべき元本の確定すべき期日の定めがある場合であっても、当該期日の前に担保すべき元本の確定を請求することができる。 イ 根抵当権の担保すべき元本の確定すべき期日を定める場合には、その期日は、これを定めた日から 5 年以内でなければならない。 ウ 抵当権の順位の譲渡を受けた根抵当権者が、その根抵当権の譲渡をした場合には、その譲受人は、抵当権の順位の譲渡の利益を受ける。 エ 根抵当権の共有者は、他の共有者の同意を得ることなく、その有する持分を譲り渡すことができる。 オ 根抵当権者は、その根抵当権を 2 個の根抵当権に分割して、その一方を譲り渡すことはできない。
- 293第293問民法難
債権者Aが債務者Bに対して有する金銭債権を保全するための詐害行為取消権の行使に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア BがCから新たに借入れを行うと同時に同額の担保を供与した場合において、当該借入れ及び担保供与によりBが他の債権者を害することとなる処分をするおそれを現に生じさせたときは、Aは、BとCとが通謀して他の債権者を害する意図をもってこれを行ったときに限り、BのCに対する当該担保供与行為について詐害行為取消請求をすることができる。 イ Bが支払不能の時にCに対する債務を弁済したが、その後、Bが支払不能の状態から回復した場合には、Aは、BのCに対する当該弁済について詐害行為取消請求をすることができない。 ウ BがCに対して負う 1000 万円の債務について、時価 3000 万円の甲土地をもって代物弁済をした場合において、B及びCがAを害することを知っていたときは、Aは、Bが支払不能の時に当該代物弁済をしたときに限り、債務額を超える 2000 万円の部分について詐害行為取消権を行使して価額の償還を請求することができる。 エ Bが、Aを害することを知って唯一の資産である甲土地を市場価格よりも著しく低額でCに売却し、その後、DがCから甲土地を買い受けた場合には、Aは、C及びDが、甲土地をそれぞれ取得した当時、Bの行為が債権者を害することを知っていたときに限り、Dの当該買受け行為について詐害行為取消請求をすることができる。 オ BがCにした 1000 万円の金銭債務に対する弁済について、Aが詐害行為取消権を行使し、Cから直接支払を受けた場合には、Aは、Bに対して有する債権と、支払を受けた金銭についてのBのAに対する返還請求権とを対当額で相殺することができる。
- 294第294問民法難
保証に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 保証契約は、その内容を記録した電磁的記録によっても有効に締結することができる。 イ 一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約であって保証人が法人でないものは、主たる債務の元本、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たる全てのもの及びその保証債務について約定された違約金又は損害賠償の額について、その全部に係る極度額を定めなければ、その効力を生じない。 ウ 一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約であって保証人が法人であるものにおける主たる債務の元本は、主たる債務者が死亡したときは、確定する。 エ 事業の用に供する建物の賃貸借契約に基づく賃料債務を主たる債務とする保証契約は、その契約の締結に先立ち、公正証書で保証人になろうとする者が保証債務を履行する意思を表示していなければ、その効力を生じない。 オ 主たる債務者は、事業のために負担する債務を主たる債務とする保証を法人でない者に委託する場合には、その者に対し、財産及び収支の状況を含む民法所定の事項に関する情報を提供しなければならない。
- 295第295問民法標準
贈与に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 他人物を目的とする贈与は、贈与者がその物の所有権を取得した時からその効力を生ずる。 イ 受贈者は、書面によらない贈与であれば、履行の終わった部分についても解除することができる。 ウ AがBに対して一定の財産を定期的に贈与する旨を約した場合において、Aが死亡したときは、当該贈与は、その効力を失う。 エ 15 歳に達した者が死因贈与をするには、その法定代理人の同意を得ることを要しない。 オ Aが、BがCに 10 年間にわたり毎年 200 万円を支払うという負担付きで、Bに対して 4000 万円に相当すると考えた甲建物を贈与した場合において、甲建物に不具合が存在していたために 3000 万円の価値しかないことが判明したときであっても、Bは、Aに対し、Cに支払うべき金銭の減額を請求することはできない。
- 296第296問民法難
民法上の組合に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 組合の業務の決定は、業務執行者があるときであっても、組合員の過半数をもってする。 イ 組合員は、他の組合員が組合契約に基づく債務の履行をしないことを理由として、組合契約を解除することができない。 ウ 組合員の債権者は、組合財産についてその権利を行使することができない。 エ 脱退した組合員は、その脱退前に生じた組合の債務について、従前の責任の範囲内でこれを弁済する責任を負う。 オ 組合の成立後に加入した組合員は、その加入前に生じた組合の債務を弁済する責任を負う。
- 297第297問民法難
補助に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 本人以外の者の請求により補助開始の審判をするには、本人の同意がなければならない。 イ 補助開始の審判は、被補助人が特定の法律行為をするには補助人の同意を得なければならない旨の審判又は被補助人のために特定の法律行為について補助人に代理権を付与する旨の審判とともにしなければならない。 ウ 補助人は、遅滞なく被補助人の財産の調査に着手し、法定の期間内に、その調査を終わり、かつ、その目録を作成しなければならない。 エ 補助人の兄弟姉妹は、補助監督人となることができない。 オ 補助監督人と補助人との間で補助人の報酬の額を合意した場合には、家庭裁判所は、当該合意した額の報酬を補助人に付与しなければならない。
- 298第298問民法難
扶養に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 扶養権利者を扶養した扶養義務者が他の扶養義務者に対して求償する場合における各自の分担額について、扶養義務者の間で協議が調わなかったときは、家庭裁判所が当該分担額を審判で定める。 イ 扶養権利者と扶養義務者との間で扶養の程度又は方法について協議が調った後に、事情の変更があったときは、家庭裁判所は、その協議の変更又は取消しをすることができる。 ウ 家庭裁判所は、特別の事情がある場合には、扶養を受けるべき者の父母の兄弟姉妹の子に扶養の義務を負わせることができる。 エ ある扶養権利者に対して扶養義務者が数人ある場合において、扶養義務者の間で扶養をすべき者の順序について協議が調ったときは、当該扶養権利者は、その協議により定められた順序に従って扶養の請求をしなければならない。 オ 扶養権利者は、扶養義務者との間で扶養料の具体的な額について協議をする前に扶養を受ける権利を放棄することができる。
- 299第299問民法標準
遺言に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 証人となることができない者が同席して作成された公正証書遺言は、民法所定の証人が立ち会っている場合であっても、無効である。 イ 自筆証書によって遺言をする場合にしなければならない押印は、指印によることはできない。 ウ 遺言者が自筆証書遺言に添付した片面にのみ記載のある財産目録の毎葉に署名し、押印していれば、当該目録について自書することを要しない。 エ 成年被後見人は、事理を弁識する能力を一時回復した時に、医師二人の立会いがあれば、自筆証書によって遺言をすることができる。 オ 自筆証書遺言に記載された日付が真実の作成日付と相違する場合には、それが誤記であること及び真実の作成日付が証書の記載から容易に判明するときであっても、当該遺言は、無効である。
- 300第300問民法標準
特別の寄与に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aには、配偶者B及び子Cがおり、BがAに対して無償で療養看護をしていたところ、Aが死亡し、B及びCがAを相続した。この場合において、Bが療養看護をしたことによりAの財産の維持又は増加に特別の寄与をしたと認められるときは、Bは、Cに対し、特別寄与料の支払を請求することができる。 イ Aには、子B及びCがおり、Cの配偶者DがAに対して無償で療養看護をしていたところ、Aが死亡し、B及びCがAを相続した。この場合において、Dが療養看護をしたことによりAの財産の維持又は増加に特別の寄与をしたと認められるときは、Dは、B及びCに対し、特別寄与料の支払を請求することができる。 ウ Aには、子Bがおり、Aの弟であるCが定期的にA名義の預金口座に現金を振込送金し、生活費の援助をしていたところ、Aが死亡し、BがAを相続した。この場合において、CがAの生活費を援助したことによりAの財産の維持又は増加に特別の寄与をしたと認められるときは、Cは、Bに対し、特別寄与料の支払を請求することができる。 エ 特別寄与者と相続人との間で特別寄与料の支払について協議が調わない場合には、特別寄与者は、法定の期間内に、家庭裁判所に対して協議に代わる処分を請求することができる。 オ 特別寄与料の額は、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額から遺贈の価額を控除した残額を超えることができない。
- 301第301問民法標準
後見、保佐及び補助に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 成年被後見人が成年後見人の同意を得てした不動産の取得を目的とする売買契約は、行為能力の制限を理由として取り消すことができない。 イ 成年被後見人が養子縁組をするには、成年後見人の同意を得ることを要しない。 ウ 保佐人は、保佐開始の審判により、被保佐人の財産に関する法律行為について被保佐人を代表する。 エ 保佐開始の審判をするには、本人以外の者が請求する場合であっても、本人の同意を得ることを要しない。 オ 借財をすることについて補助人の同意を得なければならない旨の審判がない場合には、被補助人は、補助人の同意を得ることなく、借財をすることができる。
- 302第302問民法難
AがBに対して甲土地を売却してその旨の所有権の移転の登記がされ、その後、BがCに対して甲土地を転売した。この事例に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア BがAに対して虚偽の事実を告げてAB間の売買契約が締結された場合には、Aが当該事実を告げられたことによって錯誤に陥っていなくても、Aは、Bの詐欺を理由としてAB間の売買契約を取り消すことができる。 イ Aが第三者による強迫によってAB間の売買契約を締結した場合には、Bが当該強迫の事実を知り、又は知ることができたときに限り、Aは、AB間の売買契約を取り消すことができる。 ウ BがCの詐欺を理由としてBC間の売買契約を取り消すことができることを知った後、異議をとどめることなくCから売買代金を受領した場合には、Bは、自らの債務を履行する前であっても、Cの詐欺を理由としてBC間の売買契約を取り消すことができない。 エ AがBC間の売買契約の締結後に、Bの詐欺を理由としてAB間の売買契約を取り消した場合において、当該詐欺の事実を知らなかったことについてCに過失があるときは、Aは、Cに対し、甲土地の所有権を主張することができる。 オ AB間の売買契約がAとBの通謀により仮装されたものであり、その後、BがCに対して甲土地を売却し、更にCがDに対して甲土地を売却した場合において、CがAB間の売買契約が仮装されたものであることを知っていたときは、Dがこれを知らなかったとしても、Dは、Aに対し、甲土地の所有権を主張することはできない。
- 303第303問民法標準
Aが、Bの代理人と称して、Cとの間で、Bの所有する不動産を売却する旨の契約(以下「本件売買契約」という。)を締結したが、実際にはAは代理権を有しておらず、また、CはAが代理権を有していないことを知らなかった。この事例に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Cは、Bに対し、相当の期間を定めて、その期間内に本件売買契約を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができ、Bがその期間内に確答しないときは、追認したものとみなされる。 イ Bが本件売買契約を追認した場合において、別段の意思表示がないときは、本件売買契約は、その追認の時から効力を生ずる。 ウ 本件売買契約の締結時において、Aが成年被後見人であったときは、Aは、Cに対して民法第 117 条第 1 項による無権代理人の責任を負わない。 エ Bが、Aに対して、本件売買契約を追認した場合であっても、Cが当該追認の事実を知らないときは、Cは本件売買契約を取り消すことができる。 オ Aが、自己に代理権がないことを知りながら、本件売買契約を締結した場合であっても、Aが代理権を有しないことをCが過失によって知らなかったときは、Aは、Cに対して民法第 117 条第 1 項による無権代理人の責任を負わない。(参考)民法第 117 条 他人の代理人として契約をした者は、自己の代理権を証明したとき、又は本人の追認を得たときを除き、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う。2 (略)
- 304第304問民法難
不動産の物権変動に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 甲土地を所有するAが死亡し、その子B及びCがAを共同相続した場合において、BC間でBが甲土地を単独で取得する旨の遺産分割協議が成立したが、Cが甲土地を共同相続したものとして所有権の移転の登記をした上で、自己の法定相続分に相当する持分をDに売却してその旨の登記をしたときは、Bは、Dに対し、単独での甲土地の所有権の取得を対抗することができない。 イ Aがその所有する甲土地をBに売却した後、Cが甲土地を正当な権原なく占有している場合には、Bは、所有権の移転の登記をしなくても、Cに対し、甲土地の所有権の取得を対抗することができる。 ウ 金銭債権の債務者Aが、債権者Bとの間で、金銭の給付に代えてAが所有する甲土地の給付をする旨の代物弁済契約をした場合には、甲土地の所有権の移転の効果は、AからBへの所有権の移転の登記をした時に生ずる。 エ Aがその所有する甲土地をBの詐欺によりBに売却してその旨の登記をし、AがBとの間の売買契約を詐欺を理由として取り消した後、Bがその取消しにつき善意のCに甲土地を売却してその旨の登記をした場合であっても、Cにその善意であることにつき過失があるときは、Aは、Cに対し、甲土地の所有権のAへの復帰を対抗することができる。 オ AがB所有の甲土地を占有し、取得時効が完成した後、BがCに対し甲土地につき抵当権の設定をしてその旨の登記をした場合において、Aがその抵当権の設定の事実を知らずにその登記後引き続き時効取得に必要な期間甲土地を占有し、その期間経過後に取得時効を援用したときは、Aは、Cに対し、抵当権の消滅を主張することができる。
- 305第305問民法標準
公道に至るための他の土地の通行権(以下「囲 繞 地通行権」という。)に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 他の土地に囲まれて公道に通じない土地(以下「袋地」という。)の所有権を取得した者は、所有権の移転の登記をしなくても、袋地を囲んでいる他の土地(以下「囲繞地」という。)の所有者に対して、囲繞地通行権を主張することができる。 イ 自動車によっては公道に出入りすることができないが、徒歩により公道に出入りすることができる土地の所有者は、その土地を囲んでいる他の土地につき、自動車による通行を前提とする囲繞地通行権を有しない。 ウ 民法第 210 条の規定による囲繞地通行権が認められる場合の通行の場所及び方法は、通行権者のために必要であり、かつ、囲繞地のために損害が最も少ないものを選ばなければならない。 エ 共有物の分割によって生じた袋地の所有者が、他の分割者の所有地(以下「残余地」という。)について有する囲繞地通行権は、当該残余地について特定承継が生じた場合には、消滅する。 オ Aがその所有する一筆の土地を甲土地と乙土地とに分筆し、甲土地をBに譲渡するのと同時に乙土地をCに譲渡したことによって甲土地が袋地となった場合には、Bは、乙土地以外の囲繞地について囲繞地通行権を有することがある。(参考)民法第 210 条 他の土地に囲まれて公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を通行することができる。2 池沼、河川、水路若しくは海を通らなければ公道に至ることができないとき、がけ又は崖があって土地と公道とに著しい高低差があるときも、前項と同様とする。
- 306第306問民法標準
次の対話は、所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 教授: 所有権の取得の形態には、承継取得と原始取得の 2 つがありますね。民法には、付合、混和及び加工の規定がありますが、これらの規定による取得は承継取得と原始取得のどちらに当たりますか。 ア 原始取得に当たります。 教授: Aの所有する甲動産とBの所有する乙動産とが、付合により、損傷しなければ分離することができなくなった場合において、甲動産の方が主たる動産であるときは、その合成物の所有権は誰に帰属しますか。 イ Aに帰属します。 教授: 請負人が自ら材料を提供して建物の建築を始めたが、独立の不動産になっていない建前の状態で工事を中止した後、第三者がその建前に自ら材料を提供して工事を続行して建物を建築した場合には、その建物の所有権の帰属はどの規定により決定されるでしょうか。 ウ 動産の付合の規定により決定されます。 教授: 他人の動産に、自らは他に材料を提供しないで工作を加えた者が加工物の所有権を取得するのはどのような場合ですか。 エ 工作によって生じた価格が材料の価格を著しく超えるときです。 教授: Aの所有する甲液体とBの所有する乙液体とが混和して識別することができなくなった場合には、その合成物の所有権は誰に帰属しますか。 オ 甲液体と乙液体について主従の区別が可能かどうかにかかわらず、混和の時における価格の割合に応じて、AとBとが共有することになります。
- 307第307問民法難
A、B及びCが各 3 分の 1 の持分の割合で甲土地を共有している場合の法律関係に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aは、B及びCの同意を得なければ、自己の持分を放棄することができない。 イ 甲土地につき共有物の分割の裁判を行う場合には、裁判所は、Aに債務を負担させて、B及びCの持分全部を取得させる方法による分割を命ずることもできる。 ウ Cが所在不明である場合において、Aが甲土地にその形状又は効用の著しい変更を伴う変更を加えようとするときは、Aは、裁判所に対し、Bの同意を得てその変更を加えることができる旨の裁判を請求することができる。 エ AがBに対して甲土地の管理費用の支払を内容とする金銭債権を有する場合において、BがDに甲土地の持分を譲渡したときは、Aは、Bに対してその債権を行使することができなくなる。 オ Aが甲土地を駐車場として使用させる目的でDのために賃借権を設定する場合には、賃貸借の存続期間の長短にかかわらず、B及びCの同意が必要である。
- 308第308問民法標準
民法上の担保物権に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 留置権者は、留置物から生ずる果実を収取し、他の債権者に先立って、これを自己の債権の弁済に充当することができる。 イ 動産の売買の先取特権は、動産の代価及びその利息に関し、債務者の総財産について存在する。 ウ 動産質権は、設定行為に別段の定めがない場合には、質物の隠れた瑕疵によって生じた損害の賠償を担保しない。 エ 不動産質権者は、設定行為に別段の定めがあっても、その債権の利息を請求することができない。 オ 抵当権は、金銭債権以外の債権を担保するためにも設定することができる。
- 309第309問民法標準
次の対話は、民法上の留置権に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 教授: Aを賃借人、Bを賃貸人とするB所有の甲建物の賃貸借契約の期間中に、Aが甲建物についてBの負担に属する必要費を支出し、Bからその償還を受けないまま、賃貸借契約が終了した事例について、考えてみましょう。この事例において、Aは、Bに対し、必要費償還請求権を被担保債権として、甲建物について留置権を主張することが考えられますが、Aが裁判手続外で留置権を行使した場合には、必要費償還請求権の消滅時効の進行に影響を及ぼしますか。 ア はい。Aが甲建物を留置している間は、必要費償還請求権の消滅時効は進行しません。 教授: Aが、留置権に基づいて甲建物を留置している間に、甲建物について有益費を支出し、これによる価格の増加が現存するときは、Aは、Bに、有益費を償還させることができますか。 イ はい。Aは、Bの選択に従い、その支出した金額又は増価額を償還させることができます。 教授: Aが、留置権に基づいて甲建物を留置している間に、Bに無断で、第三者に甲建物を賃貸したときは、それによって留置権は当然に消滅しますか。 ウ はい。留置権は、当然に消滅します。 教授: 冒頭の事例において、甲建物が火災により滅失し、Bがこれによる保険金請求権を取得した場合には、Aは、留置権に基づき、この保険金請求権に物上代位することができますか。 エ いいえ。Aは、Bが取得した保険金請求権に物上代位することはできません。 教授: 最後に、冒頭の事例において、実は、甲建物の所有者が当初からCであり、Cに無断で、BがAに甲建物を賃貸していた場合には、Aは、Bに対し、必要費償還請求権を被担保債権として、甲建物について留置権を主張することができますか。 オ はい。Aは、Bに対し、留置権を主張することができます。
- 310第310問民法標準
先取特権に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。 ア 一般の先取特権者は、不動産について登記をしなくても、不動産売買の先取特権について登記をした者に優先して当該不動産から弁済を受けることができる。 イ 同一の目的物について共益の費用の先取特権者が数人あるときは、各先取特権者は、その債権額の割合に応じて弁済を受ける。 ウ 一般の先取特権者は、債務者の財産に不動産と不動産以外の財産とがある場合には、まず不動産から弁済を受けなければならない。 エ 同一の不動産について売買が順次された場合には、売主相互間における不動産売買の先取特権の優先権の順位は、売買の前後による。 オ 不動産の売買の先取特権の効力を保存するためには、売買契約と同時に、不動産の代価又はその利息の弁済がされていない旨を登記しなければならない。
- 311第311問民法難
動産質に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 質権者は、質物から生ずる果実を収取し、他の債権者に先立って、被担保債権の弁済に充当することができる。 イ 質権の設定は、債権者にその目的物を現実に引き渡さなければ、その効力を生じない。 ウ 質権者は、その権利の存続期間内において、質権設定者の承諾がなくとも、質物を第三者に引き渡して、当該第三者のために転質権を設定することができる。 エ 質権者は、質権者による質物の使用について質権設定者の承諾がなく、かつ、目的物の保存のために質物の使用の必要がない場合であっても、質物の使用をすることができる。 オ 質権設定者が被担保債権の弁済前に質権者に対して訴訟を提起して目的物の返還を請求し、質権者が質権の抗弁を主張した場合には、裁判所は、当該請求を棄却するとの判決をするのではなく、被担保債権の弁済と引換えに目的物を引き渡せとの引換給付判決をしなければならない。
- 312第312問民法標準
根抵当権に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 根抵当権者は、利息その他の定期金を請求する権利を有するときは、その満期となった最後の 2 年分についてのみ、その根抵当権を行使することができる。 イ 根抵当権の担保すべき債権の範囲を変更した場合において、元本の確定前にその変更について登記をしなかったときは、その変更をしなかったものとみなされる。 ウ 根抵当権者は、元本の確定前において、同一の債務者に対する他の債権者の利益のためにその根抵当権又はその順位を譲渡し、又は放棄することができる。 エ 根抵当権者が破産手続開始の決定を受けたときは、根抵当権の担保すべき元本は、確定する。 オ 他人の債務を担保するため根抵当権を設定した者は、元本の確定後において現に存する債務の額がその根抵当権の極度額を超えるときは、その極度額に相当する金額を払い渡し又は供託して、その根抵当権の消滅請求をすることができる。
- 313第313問民法標準
履行遅滞に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aが死亡したら履行するとの履行期を定めた債務の債務者は、Aが死亡した後に履行の請求を受けていなくとも、Aの死亡を知った時から遅滞の責任を負う。 イ 指図証券に記載された期限の定めのある債務の債務者は、その期限の到来した時から遅滞の責任を負う。 ウ 詐害行為取消権に基づく受領物返還債務の債務者は、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。 エ 返還時期の定めのない貸金の返還債務の債務者は、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。 オ 不法行為に基づく損害賠償債務の債務者は、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
- 314第314問民法難
債権者代位権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア AがBに対して債権を有しており、その債権を保全するために必要があるときは、Aは、Bが有する債権者代位権を行使することができる。 イ 甲土地につき、AがBに対して所有権移転登記手続請求権を有し、BがCに対して所有権移転登記手続請求権を有しており、AがBのCに対する所有権移転登記手続請求権を代位行使することができるときは、Aは、Cに対し、甲土地につき、CからAへの所有権移転登記手続をすることを請求することができる。 ウ AがBに対して甲債権を有し、BがCに対して乙債権を有している場合には、Aが甲債権を被保全債権として乙債権を代位行使したとしても、乙債権について、消滅時効の完成は猶予されない。 エ AがBに対して甲債権を有し、BがCに対して乙債権を有している場合には、Aが、Cに対して乙債権の代位行使に係る訴えを提起し、Bに対して訴訟告知をした後であっても、Bは、乙債権を第三者Dに譲渡することができる。 オ AがBに対して金銭債権である甲債権を有し、BがCに対して金銭債権である乙債権を有している場合において、Aが、乙債権を代位行使して、自己にその金銭の支払をするように求めたときは、CがBに対して乙債権につき同時履行の抗弁権を有していても、Cは、Aに対して、その同時履行の抗弁権をもって対抗することはできない。
- 315第315問民法標準
請負に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5までのうち、どれか。 ア 目的物の引渡しを要する請負契約においては、報酬は、仕事の目的物の引渡しと同時に、支払わなければならない。 イ 目的物の引渡しを要する請負契約においては、請負人が仕事を完成した後であっても、その目的物の引渡しが完了するまでは、注文者は、いつでも損害を賠償して契約を解除することができる。 ウ 注文者が破産手続開始の決定を受けたときは、請負人は、仕事を完成した後であっても、報酬の支払がされるまでは、注文者の破産手続開始を理由として請負契約を解除することができる。 エ 請負人が注文者に引き渡した目的物の品質が請負契約の内容に適合しない場合には、その不適合が注文者の供した材料の性質によって生じたものであり、かつ、請負人がその材料が不適当であることを知らなかったときであっても、注文者は、請負人に対して、履行の追完の請求をすることができる。 オ 請負契約が仕事の完成前に解除された場合において、請負人が既にした仕事の結果のうち可分な部分の給付によって注文者が利益を受けるときは、請負人は、注文者が受ける利益の割合に応じて報酬を請求することができる。
- 316第316問民法標準
委任に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 受任者は、委任者の許諾を得なくとも、やむを得ない事由があるときは、復受任者を選任することができる。 イ 受任者は、委任事務を処理するのに必要と認められる費用を支出したときは、委任者に対し、その費用の償還を請求することができるが、支出の日以後におけるその利息の償還を請求することはできない。 ウ 受任者が第三者との間で委任事務を処理するのに必要と認められる金銭債務を負った場合において、受任者が委任者に対して自己に代わってその弁済をすることを請求したときは、委任者は、受任者に対して他の売買契約に基づき代金支払債権を有していても、受任者による当該請求に係る権利を受働債権とし、受任者に対する当該代金支払債権を自働債権として、相殺することができない。 エ 受任者の利益をも目的とする委任については、その利益が専ら受任者が報酬を得ることによるものであるときであっても、これを解除した委任者は、受任者の損害を賠償する義務を負う。 オ 委任の解除をした場合には、その解除は、将来に向かってのみその効力を生ずる。
- 317第317問民法標準
養子に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5までのうち、どれか。 ア 普通養子縁組の届出をするには、証人を要しない。 イ 養子となる者が 15 歳未満である場合において、その父が親権を停止されているときは、養子となる者の法定代理人による縁組の承諾について、当該父の同意は不要である。 ウ 特別養子縁組が成立するまでに 18 歳に達した者は、養子となることができない。 エ 養子に子がある場合には、養子縁組の日から、養子の子と養親及びその血族との間において、血族間におけるのと同一の親族関係を生ずる。 オ 普通養子縁組の当事者の一方が死亡した場合において、その後に生存当事者が離縁をしようとするときは、家庭裁判所の許可を得て、これをすることができる。
- 318第318問民法標準
未成年後見に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1から 5 までのうち、どれか。 ア 未成年者に対して最後に親権を行う者であっても、管理権を有しない場合には、遺言で未成年後見人を指定することはできない。 イ 未成年後見人が欠けたときは、家庭裁判所は、職権で未成年後見人を選任することができる。 ウ 未成年後見人が数人選任されている場合であっても、各未成年後見人は、未成年被後見人の身上の監護に関する権限を単独で行使することができる。 エ 家庭裁判所は、法人を未成年後見人に選任することができる。 オ 親権を喪失した父又は母は、未成年後見人の選任を家庭裁判所に請求することができない。
- 319第319問民法難
相続の限定承認に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 限定承認者は、受遺者に弁済をした後でなければ、相続債権者に弁済をすることができない。 イ 民法第 927 条第 1 項の期間内に同項の申出をしなかった相続債権者及び受遺者で限定承認者に知れなかったものは、相続財産について特別担保を有する場合を除き、残余財産についてのみその権利を行使することができる。 ウ 限定承認をした相続人が数人ある場合には、家庭裁判所は、相続人の中から、相続財産の清算人を選任しなければならない。 エ 民法第 927 条第 1 項の期間が満了した後は、限定承認者は、弁済期に至らない債権であっても、相続財産をもって、その期間内に同項の申出をした相続債権者その他知れている相続債権者に、それぞれその債権額の割合に応じて弁済をしなければならない。 オ 限定承認をした共同相続人の一人が相続財産を処分したときは、相続債権者は、相続財産をもって弁済を受けることができなかった債権額について、共同相続人の全員に対し、その相続分に応じて権利を行使することができる。(参考)民法第 927 条 限定承認者は、限定承認をした後 5 日以内に、すべての相続債権者(相続財産に属する債務の債権者をいう。以下同じ。)及び受遺者に対し、限定承認をしたこと及び一定の期間内にその請求の申出をすべき旨を公告しなければならない。この場合において、その期間は、2 箇月を下ることができない。2 ~ 4 (略)
- 320第320問民法標準
遺言に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 被相続人が、生前、その所有する不動産を推定相続人の一人に贈与したが、その旨の登記が未了の間に、他の推定相続人に当該不動産の特定遺贈をし、その後相続の開始があった場合、当該贈与と遺贈による物権変動の優劣は、登記の具備の有無によって決まる。 イ 遺言は、二人以上の者が同一の証書ですることもできる。 ウ 受遺者は、遺言者の死亡前であっても、遺贈の放棄をすることができる。 エ 秘密証書による遺言について、その方式に欠けるものがある場合には、当該遺言は、自筆証書による遺言の方式を具備しているときであっても、自筆証書による遺言として有効とはならない。 オ 疾病その他の事由によって死亡の危急に迫った者が特別の方式によってした遺言は、法定の期間内に、証人の一人又は利害関係人から家庭裁判所に請求してその確認を得なければ、その効力を生じない。
- 321第321問民法標準
未成年者に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 未成年者は、法定代理人の同意を得なくても、債務の免除を受けることができる。 イ 未成年者が委任による代理人としてした法律行為については、行為能力の制限を理由として取り消すことができる。 ウ 未成年者が法定代理人の同意を得ないで法律行為をした場合には、当該未成年者は、法定代理人の同意がなければ行為能力の制限を理由として当該法律行為を取り消すことができない。 エ 未成年者が特定の営業について法定代理人の許可を受けた場合には、その営業に関する法律行為については、行為能力の制限を理由として取り消すことができない。 オ 未成年者を一方当事者とする売買契約が行為能力の制限を理由として取り消されて無効となった場合には、当該売買契約に基づく債務の履行として給付を受けた相手方は、現に利益を受けている限度において、その給付について返還の義務を負う。
- 322第322問民法標準
代理に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 委任による代理人は、自己の責任で復代理人を選任することができる。 イ 代理人が本人のためにすることを示さずに意思表示をした場合であっても、その権限内において本人のためにした行為は、本人に対して直接にその効力を生ずる。 ウ 代理人が保佐開始の審判を受けた場合には、代理権は消滅する。 エ 同一人物が、債権者及び債務者双方の代理人として代物弁済をする場合であっても、債権者及び債務者双方があらかじめ許諾していたときは、無権代理行為とはみなされない。 オ 法人が代理人によって動産を買った場合において、売主が無権利者であることについて、当該法人の代表者が善意無過失であっても、代理人が悪意であったときは、当該法人は、当該動産を即時取得することはできない。
- 323第323問民法難
時効に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5までのうち、どれか。 ア 貸金の返還の訴えが提起された後、その訴えが取り下げられた場合には、時効の完成猶予の効力は生じない。 イ 債権者が債務者の財産に仮差押えをした場合には、時効の完成が猶予され、その事由が終了した時から、新たに時効が進行する。 ウ 権利についての協議を行う旨の合意が書面でされ、時効の完成が猶予されている間に、再度、権利についての協議を行う旨の合意がされた場合においては、当該合意による時効の完成猶予の効力は、時効の完成が猶予されなかったとすれば時効が完成すべき時から通じて 5 年を超えることができない。 エ 催告によって時効の完成が猶予されている間に、再度の催告があった場合には、再度の催告があった時から 6 か月を経過するまでの間は、時効は完成しない。 オ 執行力のある債務名義の正本を有する金銭債権の債権者の申立てにより財産開示手続が実施された場合には、その事由が終了するまでの間は、時効は完成しない。
- 324第324問民法難
不動産の物権変動に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aがその所有する甲土地をBの強迫によりBに売却してその旨の登記をし、Bが強迫につき善意無過失のCに甲土地を売却してその旨の登記をした場合であっても、その後、AがBとの間の売買契約を強迫を理由として取り消したときは、Aは、Cに対し、甲土地の所有権を主張することができる。 イ Aの所有する甲土地を時効により取得したBは、その時効の完成前にAから甲土地を購入してその旨の登記をしたCに対し、甲土地の所有権を主張することができない。 ウ Aがその所有する甲土地をBに売却し、その旨の登記をした後、Bの債務不履行により当該売買契約を解除した場合において、その後、BがCに甲土地を売却し、その旨の登記をしたときは、Aは、Cに対し、甲土地の所有権を主張することができない。 エ A及びBが甲土地を共同相続したが、Aが、Bに無断で、甲土地を単独で相続した旨の登記をした上で甲土地をCに売却し、AからCへの所有権の移転の登記をしたときは、Bは、Cに対し、甲土地の持分を主張することができない。 オ Aがその所有する甲土地をBに遺贈する旨の遺言を残して死亡し、Bが遺贈の承認をした場合において、その後、Aを単独で相続したCに対して債権を有するDが、Cが甲土地を相続したものとして代位による所有権の移転の登記をした上で甲土地を差し押さえ、その旨の登記がされたときは、Bは、Dに対し、甲土地の所有権を主張することができない。
- 325第325問民法標準
即時取得に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア A所有の甲動産につき無権利のBが、Cとの間で、Cに対する金銭債務の履行に代えて甲動産の給付をする旨の代物弁済契約をしてCに現実の引渡しをした場合において、CがBの無権利につき善意無過失であるときは、Cは、甲動産を即時取得する。 イ 未成年者Aがその所有する甲動産をBに売却して現実の引渡しをした後、AB間の売買契約が未成年であることを理由に取り消されたが、その後、Bが、取消しにつき善意無過失のCに甲動産を売却して現実の引渡しをした場合には、Cは、甲動産を即時取得する。 ウ A所有の甲動産につき無権利のBがCに甲動産を寄託している場合において、Bが、Bの無権利につき善意無過失のDに甲動産を売却し、Cに対して以後Dのためにこれを占有することを命じ、Cがこれを承諾したときは、Dは、甲動産を即時取得することができない。 エ A所有の未登録の甲自動車につき無権利のBが、Bの無権利につき善意無過失のCに甲自動車を売却して現実の引渡しをした場合には、Cは、甲自動車を即時取得することができない。 オ A所有の甲動産をBが占有している場合において、Bの債権者Cが甲動産を差し押さえ、競売手続により、甲動産をAが所有していることにつき善意無過失のDが甲動産を買い受けたときは、Dは、甲動産を即時取得することができない。
- 326第326問民法難
物権の得喪に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア Aの所有する甲土地の中からBが埋蔵物を発見した場合において、その所有者が判明しないときは、Bが当該埋蔵物の単独所有権を取得する。 イ Aの所有する甲土地にBの地上権が設定され、その旨の登記がされた後に、甲土地にCの抵当権が設定され、その旨の登記がされた場合において、Bが甲土地の所有権を取得したときは、Bの地上権は消滅する。 ウ Aの所有する甲土地に、Aに対する債権を被担保債権とするBの抵当権が設定され、その旨の登記がされた後に、甲土地にCの抵当権が設定され、その旨の登記がされた場合において、BがAを単独で相続したときは、Bの抵当権は消滅する。 エ Aの所有する甲土地に、甲土地の使用収益の権原を有しないBが、その所有する種子をAに無断でまいた場合には、生育した苗の所有権は、Bに帰属する。 オ Aの所有する甲建物に、賃借人BがAの承諾を得て増築をした場合において、当該増築部分が甲建物の構造の一部をなし、それ自体では取引上の独立性を有しないときは、Aが当該増築部分の所有権を取得する。
- 327第327問民法標準
地上権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 地上権は、一筆の土地の一部にも設定することができる。 イ 地上権の取得時効が成立するためには、土地の継続的な使用という外形的事実が存在することのほかに、その使用が地上権行使の意思に基づくものであることが客観的に表現されていることを要する。 ウ 無償の地上権は、設定することができない。 エ 地上権は、抵当権の目的とすることができない。 オ 建物所有目的の地上権が設定された土地の上にある地上権者が所有する建物が強制競売に付された場合には、その建物の買受人は、その地上権を取得することができない。
- 328第328問民法標準
次の対話は、担保物権の性質に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 教授: まず、民法の規定する担保物権全般について聞きます。民法の規定する担保物権のうち、留置権以外にも、留置的効力を有するものはありますか。 ア 質権にも留置的効力があります。 教授: 民法の規定する担保物権には、付従性がありますか。 イ 民法の規定する担保物権には、全て付従性があります。 教授: 民法の規定する担保物権のうち、存続期間の経過によって被担保債権から独立して消滅するものはありますか。 ウ 不動産質権は、その設定が更新されないまま存続期間を経過した場合には、被担保債権の弁済期に関係なく、被担保債権から独立して消滅します。 教授: 次に、民法の規定する担保物権のうち約定担保物権について聞きます。民法の規定する約定担保物権には、優先弁済的効力がありますか。 エ 民法の規定する約定担保物権には、全て優先弁済的効力があります。 教授: 民法の規定する約定担保物権は、債権を目的とすることができますか。 オ 民法の規定する約定担保物権は、全て債権を目的とすることができます。
- 329第329問民法難
法定地上権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 法定地上権の成立要件が充足されていても法定地上権の成立は認めないという趣旨の特約を抵当権設定の当事者間において締結したとしても、法定地上権は成立する。 イ 法定地上権が成立する土地の範囲は、法定地上権の対象となる建物が接地する部分に限られる。 ウ 法定地上権の存続期間は、当事者間の協議によって定めることはできない。 エ 地上建物に仮差押えがされ、その後、当該仮差押えが本執行に移行してされた強制競売手続における売却により買受人がその所有権を取得した場合において、土地及び地上建物が当該仮差押えの時点で同一の所有者に属していたものの、その後に土地が第三者に譲渡された結果、当該強制競売手続における差押えの時点では土地及び地上建物が同一の所有者に属していなかったときは、法定地上権は成立しない。 オ 土地を目的とする第一順位の甲抵当権と第二順位の乙抵当権が設定され、甲抵当権設定時には土地及び地上建物が同一の所有者に属していなかったが、乙抵当権設定時にはこれらが同一の所有者に属していた。この場合において、甲抵当権が消滅し、その後、乙抵当権の実行により土地と地上建物の所有者を異にするに至ったときは、法定地上権が成立する。
- 330第330問民法難
留置権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 建物の賃借人は、賃貸人に対して有する造作買取代金債権を被担保債権として、当該建物について留置権を行使することができる。 イ 建物の賃借人は、賃貸借契約の終了後においては、当該建物について留置権を行使する場合であっても、従前のとおり当該建物に居住することはできない。 ウ 他人物売買の売主から目的物の引渡しを受けた買主は、所有者から当該目的物の返還請求を受けた場合には、売主に対して有する損害賠償請求権を被担保債権とする留置権を主張して返還を拒むことはできない。 エ 留置物の所有者である債務者から当該留置物を譲り受けた第三取得者は、留置権者が留置物の占有において善良な管理者の注意を怠ったとしても、留置権の消滅請求をすることはできない。 オ 留置権者は、留置権による競売が行われた場合には、その換価金を留置することができる。
- 331第331問民法標準
権利質に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 質権者は、質権の目的となっている金銭債権について、自己の債権額に対応する部分に限り、取り立てることができる。 イ 質権の設定者は、質権の目的となっている債権を取り立てることはできない。 ウ 第三債務者に対する質権の設定の通知又は第三債務者の承諾が確定日付のある証書によってされなければ、質権者は、債権を目的とする質権の設定を当該第三債務者に対抗することができない。 エ 同一の債権について複数の質権を設定することはできない。 オ 質権は、現に発生していない債権を目的とすることができる。
- 332第332問民法難
譲渡担保権に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 不動産の譲渡担保権者が、その不動産に設定された先順位の抵当権の被担保債権を代位弁済したことによって取得する求償権は、当然に、譲渡担保権によって担保されるべき債権の範囲に含まれる。 イ 構成部分の変動する集合動産を目的とする譲渡担保権の設定者が、通常の営業の範囲内で譲渡担保権の目的を構成する個々の動産を売却した場合、買主である第三者は、当該動産について譲渡担保権の拘束を受けることなく確定的に所有権を取得することができる。 ウ 譲渡担保権の設定者は、譲渡担保権が実行されて目的物が確定的に譲渡担保権者の所有に帰属し又は換価処分されるまでは、その目的物を正当な権原なく占有する者に対し、その返還を請求することができる。 エ 譲渡担保権が実行されて目的物が第三者に譲渡された場合、譲渡担保権の設定者は、第三者からの引渡請求があっても、清算金の支払を受けるまでは目的物を留置することができる。 オ 譲渡担保権の設定者は、譲渡担保権者が清算金の支払又はその提供をせず、清算金がない旨の通知もしない間であっても、譲渡担保権の目的物の受戻権を放棄して譲渡担保権者に対して清算金の支払を請求することができる。
- 333第333問民法難
多数当事者の債権及び債務に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 各連帯債権者は、全ての債権者のために全部の履行を請求することができる。 イ 連帯債権者の一人と債務者との間に混同があったときは、債務者は弁済をしたものとみなされる。 ウ 連帯債務者の一人が債権者に対して債権を有する場合において、その連帯債務者が相殺を援用しない間は、その連帯債務者の負担部分について他の連帯債務者が相殺を援用することができる。 エ 当事者の意思表示によって数人が連帯して債務を負担する場合において、連帯債務者の一人が弁済をしたときは、その連帯債務者は、その弁済額が自己の負担部分を超えていなければ、他の連帯債務者に対して求償することはできない。 オ 連帯債務者の一人に対して債務の免除がされた後、他の連帯債務者が債務の全額を弁済したときは、債務の免除を受けた連帯債務者は、債務の免除を受けたことを理由に、求償を拒むことはできない。
- 334第334問民法標準
第三者のためにする契約に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア AとBが、Cを受益者とする第三者のためにする契約を締結した場合には、その契約の成立時にCが現に存在しないとしても、そのことを理由にその効力は妨げられない。 イ AとBが、Aを諾約者とし、Bを要約者として、Cを受益者とする第三者のためにする契約を締結した場合には、Aが錯誤を理由にその意思表示の取消しをしたとしても、Cは自らが当該錯誤について善意かつ無過失であることを主張して、その契約に基づく履行を求めることができる。 ウ AとBが、Bの所有する建物の所有権をCに移転する旨のCを受益者とする第三者のためにする契約を締結したときは、当該建物の所有権は、Cの受益の意思表示をした時期にかかわらず、その契約の成立時に、Cに移転する。 エ AとBが、Aを諾約者とし、Bを要約者として、Cを受益者とする第三者のためにする契約を締結した場合において、Cが受益の意思表示をした後に、AがCに対する履行をしないときは、BはCの承諾を得ることなく、契約を解除することができる。 オ AとBが、Bの所有する動産をAに譲渡し、Aがその代金をCに支払う旨の第三者のためにする契約を締結した場合には、AはBが当該動産を引き渡すまで、Cに対する代金の支払を拒絶することができる。
- 335第335問民法標準
使用貸借に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。 ア 契約の本旨に反する借主の使用又は収益によって生じた損害の賠償請求権については、貸主が返還を受けた時から 1 年を経過するまでの間は、時効は、完成しない。 イ 借主が目的物の通常の必要費を支出したときは、貸主にその償還を請求することができる。 ウ 借主が目的物の改良のための費用を支出したときは、それによる目的物の価格の増加が現存していなくても、貸主は、その支出した金額の償還をしなければならない。 エ 借主が死亡したときは、使用貸借は終了する。 オ 期間及び使用収益の目的の定めのない使用貸借は、貸主がいつでも解除することができる。
- 336第336問民法標準
事務管理に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。 ア 管理者は、本人が既に知っている場合を除き、事務管理を始めたことを遅滞なく本人に通知しなければならない。 イ 管理者は、本人のために有益な債務を負担したときは、本人に対して、自己に代わってその債務を弁済することを請求することができる。 ウ 管理行為が本人の意思に反してされた場合は、本人の意思に反することがその開始時において明らかであるかどうかにかかわらず、事務管理は成立しない。 エ 管理者は、いつでも事務管理を中止することができる。 オ 管理者は、本人の身体、名誉又は財産に対する急迫の危害を免れさせるために事務管理をしたときは、悪意又は重過失があるのでなければ、その事務管理によって生じた損害を賠償する責任を負わない。
- 337第337問民法標準
身分行為に係る同意若しくは承諾又は許可に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 父が胎内に在る子を認知するには、母の承諾を得なければならない。 イ 未成年被後見人が子を認知するには、未成年後見人の同意を得なければならない。 ウ 死亡した子Aに未成年の直系卑属Bがある場合において、Aを認知するには、Bの承諾を得る必要はない。 エ 配偶者の未成年の孫を養子とするには、家庭裁判所の許可を得る必要はない。 オ 15 歳未満の子を養子とするには、その父母であって親権を停止されているものの同意を得る必要はない。
- 338第338問民法標準
成年後見監督人に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 家庭裁判所は、成年被後見人の請求がある場合には、成年後見監督人を選任しなければならない。 イ 家庭裁判所は、成年後見監督人として、法人を選任することができる。 ウ 家庭裁判所は、成年後見監督人の請求がある場合には、被後見人の財産の中から報酬を与えなければならない。 エ 成年後見人が成年後見監督人の同意を得ることなく成年被後見人に代わって金銭を借り入れる契約をした場合には、成年被後見人は、その契約を取り消すことができる。 オ 成年後見監督人は、成年後見人と成年被後見人との利益が相反する行為については、成年被後見人のために特別代理人を選任することを家庭裁判所に請求しなければならない。
- 339第339問民法難
Aを被相続人、Aの夫であるB及びAの弟であるCを推定相続人とする相続に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記1 から 5 までのうち、どれか。 ア BがAに対する傷害致死罪により有罪判決を受け、この判決が確定した場合には、Bは、相続人となることができない。 イ Bが相続に関するAの遺言書を破棄した場合であっても、それが相続に関して不当な利益を目的とするものでなかったときは、Bは、相続人となることができる。 ウ CがAに重大な侮辱を加えたときは、Aは、Cの廃除を家庭裁判所に請求することができる。 エ Aの生前において、Bの廃除の審判が確定した場合であっても、Aは、いつでも、その取消しを家庭裁判所に請求することができる。 オ Aの遺言によるBの廃除の審判が確定したときは、Bの廃除は、Aの死亡の時にさかのぼって効力を生ずる。
- 340第340問民法標準
被相続人の配偶者の居住の権利に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 被相続人が相続開始の時に居住建物を配偶者以外の者と共有していた場合には、被相続人の共有持分についてのみ、配偶者居住権を成立させることができる。 イ 配偶者居住権は、居住建物の所有者の承諾を得た場合であっても、譲渡することができない。 ウ 配偶者短期居住権は、これを登記することにより、居住建物について物権を取得した者その他の第三者に対抗することができる。 エ 配偶者居住権の設定された建物の全部が滅失して使用及び収益をすることができなくなった場合には、配偶者居住権は消滅する。 オ 遺産の分割の請求を受けた家庭裁判所は、配偶者が家庭裁判所に対して配偶者居住権の取得を希望する旨を申し出た場合であっても、他の共同相続人全員が反対の意思を表示したときは、配偶者が配偶者居住権を取得する旨を定めることができない。
- 341第341問民法標準
成年後見制度に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1 から 5 までのうち,どれか。 ア 家庭裁判所は,本人の請求によっても後見開始の審判をすることができる。 イ 家庭裁判所は,職権で成年後見人を選任することはできない。 ウ 家庭裁判所は,成年被後見人について精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にあるとはいえなくなったときは,職権で,後見開始の審判を取り消さなければならない。 エ 家庭裁判所は,精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者について,保佐開始の審判をすることはできない。 オ 家庭裁判所は,被保佐人の請求により,被保佐人が日用品の購入をする場合にはその保佐人の同意を得なければならない旨の審判をすることができる。
- 342第342問民法難
錯誤に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア AのBに対する意思表示が錯誤に基づくものであって,その錯誤が法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものであり,かつ,Aの重大な過失によるものであった場合には,Aは,BがAに錯誤があることを知り,又は重大な過失によって知らなかったときであっても,錯誤を理由としてその意思表示を取り消すことができない。 イ AのBに対する意思表示が,法律行為の基礎とした事情についてのその認識が真実に反する錯誤によるものであり,それが法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものである場合には,Aは,その事情が法律行為の基礎とされていることが表示されていたときでなければ,錯誤を理由としてその意思表示を取り消すことができない。 ウ AのBに対する意思表示がされ,その意思表示によって生じた法律関係について,Bの包括承継人ではないCが新たに法律上の利害関係を有するに至った後に,その意思表示がAの錯誤を理由に取り消された場合において,錯誤による意思表示であることをCが過失により知らなかったときは,Aは,Cに対し,その取消しを対抗することができる。 エ AのBに対する無償行為が錯誤を理由に取り消された場合には,その行為に基づく債務の履行として給付を受けたBは,給付を受けた時にその行為が取り消すことができるものであることを知らなかったときは,その行為によって現に利益を受けている限度において,返還の義務を負う。 オ AのBに対する意思表示を錯誤により取り消すことができる場合であっても,その意思表示によって生じた契約上の地位をAから承継したCは,錯誤を理由としてその意思表示を取り消すことができない。
- 343第343問民法標準
消滅時効に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 不法行為に基づく損害賠償請求権は,不法行為の時から 20 年間行使しないときは,時効によって消滅する。 イ 債権は,債権者が権利を行使することができることを知った時から 10 年間行使しないときは,時効によって消滅する。 ウ 確定判決によって確定した権利であって,確定の時に弁済期の到来している債権については,10 年より短い時効期間の定めがあるものであっても,その時効期間は,10 年となる。 エ 人の生命又は身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権は,被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から 3 年間行使しないときは,時効によって消滅する。 オ 債務者は,消滅時効完成前に時効の利益を放棄することができる。
- 344第344問民法難
土地の所有権又は賃借権に基づく請求権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア Aの所有する甲土地の上にAに無断で乙建物を築造したBが,乙建物につきB名義で所有権の保存の登記をした後に,乙建物をCに売却したが,その旨の登記をしていないときは,Aは,Bに対し,甲土地の所有権に基づき,乙建物を収去して甲土地を明け渡すことを求めることができない。 イ Aの所有する甲土地をBが賃借して賃借権の設定の登記をした場合において,Cが自己の所有する乙動産をA及びBに無断で甲土地に置いているときは,Bは,Cに対し,甲土地の賃借権に基づき,乙動産の撤去を請求することができない。 ウ Aの所有する甲土地を賃借しているBが,Cの所有する乙動産を賃借して甲土地に置いている場合において,その後,AB間の賃貸借契約が終了したが,Bが乙動産を甲土地に放置しているときは,Aは,Cに対し,甲土地の所有権に基づき,乙動産の撤去を請求することができる。 エ Aがその所有する甲土地をBに賃貸して引き渡し,その後,AB間の賃貸借契約が終了したが,Bがその所有する乙動産を甲土地に放置している場合において,AがBに対し賃貸借契約の終了に基づき乙動産の撤去を請求することができるときは,Aは,Bに対し,甲土地の所有権に基づき,乙動産の撤去を請求することができない。 オ Aの所有する甲土地にBがCから購入した乙自動車がAに無断で放置されている場合において,BC間の売買契約上,Bの代金残債務の担保として乙自動車の所有権はCに留保される旨及びBが期限の利益を喪失して残債務の弁済期が経過したときはCはBから乙自動車の引渡しを受け,これを売却してその代金を残債務の弁済に充てることができる旨の合意がされており,Bが期限の利益を喪失してその残債務の弁済期が経過したときは,Aは,Cに対し,甲土地の所有権に基づき,乙自動車の撤去を請求することができる。
- 345第345問民法難
物権変動に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア AがB所有の甲土地をBに無断でCに売却し,その後,AがBから甲土地を購入した場合には,Cは,Aから甲土地を購入した時点に遡って甲土地の所有権を取得する。 イ Aが甲土地上の立木の所有権を留保して甲土地をBに売却し,その後,BがCに甲土地及びその上の立木を売却した場合には,Aは,Cに対し,立木の所有権の留保につき登記や明認方法を備えない限り,立木の所有権を主張することができない。 ウ Aが,A所有の動産甲をBに売り渡し,Bの寄託によりこれを保管している場合において,BがCに動産甲を売却したときは,Cは,その引渡しを受けていなかったとしても,Aに対し,動産甲の所有権を主張することができる。 エ Aが,B所有の甲土地につき,売買契約を締結していないのに,書類を偽造してAへの所有権の移転の登記をした上で,甲土地をCに売却してその旨の登記をした場合において,その後,BがDに甲土地を売却したときは,Dは,Cに対し,甲土地の所有権を主張することができない。 オ Aが,倉庫に寄託中のA所有の動産甲を,約定日時までに代金を支払わないときは契約が失効する旨の解除条件付きでBに売却した場合には,Bは,売買契約が締結された時点で動産甲の所有権を当然に取得する。
- 346第346問民法標準
占有訴権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア Aが占有する動産甲をBが盗み,その事情を知っているCがこれをBから買い受けた場合には,Aは,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 イ Aがその占有する動産甲を公園で紛失し,Bがこれを拾得した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 ウ Aがその所有する動産甲をBに賃貸したが,Bが賃貸借契約終了後も動産甲を返還しなかったため,AがBに無断で動産甲の占有を取り戻した場合には,Bは,Aに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 エ Aが占有する動産甲をBが盗んだが,Aが適法に動産甲の占有を取り戻した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,占有侵害により生じた損害の賠償を請求することができない。 オ 法人Aの代表者BがAの業務として所持する動産甲をCが盗んだ場合には,Bが自己のためにも動産甲を所持していると認めるべき事情があるときであっても,Bは,個人としては,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができない。
- 347第347問民法難
地上権又は地役権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア Aが,Bの所有する甲土地に,定期の地代を支払うことを約して竹木の所有を目的とする地上権の設定を受けている場合には,不可抗力によって地代より少ない収益しか得られなかったときであっても,AはBに対し,地代の減額を請求することができない。 イ AがBの所有する甲土地に建物を所有することを目的として地上権の設定を受け,その旨の登記がされている場合には,Cが甲土地の地下に区分地上権の設定を受けるためには,Aの承諾を得なければならない。 ウ Aが所有する甲土地を承役地とし,Bが所有する乙土地を要役地とする通行地役権が設定されている場合において,Bが地役権の行使のために甲土地に通路を設置したときは,Aは,その通路を使用することができない。 エ Aが所有する甲土地を承役地とし,Bが所有する乙土地を要役地とする通行地役権が設定され,その登記がされた後,Cが乙土地に地上権の設定を受けた場合には,Cは,当該通行地役権を行使することができない。 オ Aが所有する甲土地を承役地とし,Bが所有する乙土地を要役地とする通行地役権が設定されたが,その登記がされない間にCが甲土地に抵当権の設定を受け,その旨の登記がされた場合には,抵当権設定時に,Bが甲土地を継続的に通路として使用していることが客観的に明らかであり,Cがこれを認識していたとしても,抵当権の実行により当該通行地役権は消滅する。
- 348第348問民法標準
先取特権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 不動産の賃貸人は,敷金を受け取っている場合には,その敷金で弁済を受けない債権の部分についてのみ,不動産賃貸の先取特権を有する。 イ 同一の不動産について不動産保存の先取特権と不動産工事の先取特権が互いに競合する場合には,その優先権の順位は,登記の前後による。 ウ 動産の売主は,その動産が転売され,その転売に係る売買代金請求権が他の債権者によって差し押さえられた場合には,当該売買代金請求権について動産売買先取特権に基づく物上代位権を行使することができない。 エ 不動産の賃借人がその不動産を転貸している場合には,賃貸人の先取特権は,賃借人がその転貸借契約に基づいて転借人から受けるべき金銭にも及ぶ。 オ 不動産売買の先取特権は,その効力を保存するために必要な登記がされていれば,その登記に先立って登記されている抵当権に優先する。
- 349第349問民法難
権利質に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 質権の目的である金銭債権の弁済期が到来したときは,質権者は,被担保債権の弁済期の到来前であっても,質権の目的である金銭債権を直接取り立てることができる。 イ 権利質は,質権者自身に対する債権をその目的とすることができない。 ウ 債権の目的物が金銭でないときは,その債権を目的とする質権を有する質権者は,弁済として受けた物について質権を有する。 エ 当事者が譲渡を禁止する旨の意思表示をした債権を目的とする質権の設定は,その意思表示がされたことを質権者が知っていたときは,無効である。 オ AがBのためにCに対する債権を目的とする質権を設定し,Cに確定日付のある証書によってその通知をしたときは,Bは,その後にこの債権を差し押さえたAの他の債権者に対し,質権の設定を対抗することができる。
- 350第350問民法難
抵当権の効力に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 抵当権の設定の登記後に締結された賃貸借により競売手続の開始前から抵当権の目的である建物の使用収益をする賃借人は,当該抵当権が実行されて当該建物が競落された場合は,買受人に対し,当該建物を直ちに引き渡さなければならない。 イ 一般債権者が抵当不動産を差し押さえたときは,抵当権者は,第三者異議の訴えにより,その強制執行の不許を求めることができる。 ウ 建物の抵当権者による当該建物の賃料請求権に対する物上代位権の行使は,被担保債権について債務不履行がなくても,することができる。 エ 抵当権者は,先順位の抵当権がその被担保債権の弁済によって消滅した場合には,その先順位の抵当権設定登記の抹消登記手続を請求することができる。 オ Aのための抵当権の設定の登記がされた後に,抵当権の設定者Bが抵当不動産をCに賃貸し,その賃料債権をDに譲渡した場合には,当該債権譲渡について第三者対抗要件が具備された後においても,Aは自らその賃料債権を差し押さえて,物上代位権を行使することができる。
- 351第351問民法標準
根抵当権に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 元本の確定前に,第三者がその時点における被担保債権の全部を債務者のために弁済したときは,その第三者は,弁済した債権について根抵当権を行使することができる。 イ 元本の確定前に債務者について相続が開始したときは,根抵当権の担保すべき元本は,当然に確定する。 ウ 元本の確定前に債務者について合併があった場合には,その債務者が根抵当権設定者であるときを除き,根抵当権設定者は,元本の確定を請求することができる。 エ 元本の確定後においては,根抵当権設定者は,その根抵当権の極度額を,現に存する債務の額と以後 2 年間に生ずべき利息その他の定期金及び債務の不履行による損害賠償の額とを加えた額に減額することを請求することができる。 オ 根抵当権が担保すべき元本の確定すべき期日の定めがない場合は,根抵当権設定者は,根抵当権の設定後いつでも,根抵当権者に対し,元本の確定を請求することができる。
- 352第352問民法難
譲渡担保権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 構成部分の変動する集合動産について,種類,所在場所及び量的範囲を指定するなどの方法により目的物の範囲が特定される場合には,この集合動産を一個の集合物として譲渡担保権の目的とすることができる。 イ 土地の賃借人がその土地上に所有する建物を目的として設定した譲渡担保権の効力は,土地の賃借権に及ばない。 ウ 将来発生すべき債権を目的として譲渡担保権が設定された場合において,譲渡担保権の目的とされた債権が将来発生したときは,譲渡担保権者は,譲渡担保権設定者の特段の行為を要することなく当然に,当該債権を担保の目的で取得することができる。 エ 所有する動産に譲渡担保権を設定した債務者は,被担保債権の弁済と引換えに譲渡担保権の目的物を返還することを請求することができる。 オ 所有する不動産に譲渡担保権を設定した債務者が弁済期に債務の弁済をしなかった場合において,債権者が目的不動産を確定的に自己の所有に帰属させるとの意思表示をした上でその引渡しを求めたときは,債務者は,清算金の支払との同時履行を主張することができる。
- 353第353問民法標準
次の対話は,弁済に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち,正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 教授: 第三者による弁済について検討してみましょう。弁済をするについて正当な利益を有する第三者は,債権者の意思に反しても,弁済をすることはできますか。問題となっている債務が,その性質上第三者による弁済を許すものであり,当事者が第三者による弁済を禁止し,又は制限する旨の意思表示をしていないことを前提に考えてください。 ア 弁済をするについて正当な利益を有する第三者は,債権者の意思に反しても,弁済をすることができます。 教授: では,弁済の方法について考えてみましょう。債権者の預金又は貯金の口座に対する払込みによって弁済をすることが許されている場合に,その方法によって弁済の効力が生ずるのは,どの時点ですか。 イ 債権者が払込みがあった口座から金銭の払戻しを現実に受けた時点です。 教授: 次に,代物弁済について考えてみましょう。代物弁済の契約が締結された場合には,代物弁済の契約で定められた給付が現実になくても,弁済と同一の効力は生じますか。 ウ 代物弁済の契約が締結されれば,代物弁済の契約で定められた給付が現実になくても,弁済と同一の効力は生じます。 教授: 弁済の時間について考えてみましょう。弁済をし,又は弁済の請求をすることができる取引時間の定めがあると認められるのは,どのような場合ですか。 エ 債権者と債務者の合意によって取引時間を定めた場合に限り,弁済をし,又は弁済の請求をすることができる取引時間の定めがあると認められます。合意がないのに,このような取引時間の定めがあると認められることはありません。 教授: 最後に,弁済の充当について検討しましょう。債務者が同一の債権者に対して同種の給付を目的とする数個の債務を負担する場合に,弁済として提供した給付が全ての債務を消滅させるのに足りないときは,弁済をする者は,その充当すべき債務を指定することができますか。いずれの債務も元本のみしか存在しないことと,弁済をする者と受領する者の間にその充当の順序に関する合意がないことを前提に考えてください。 オ 弁済をする者は,給付の時に,その弁済を充当すべき債務を指定することができます。
- 354第354問民法難
相殺に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 時効によって債権が消滅した場合において,その消滅時効期間が経過する以前にその債権の債務者が債権者に対する反対債権を有していたときは,その消滅時効期間が経過する以前に反対債権の弁済期が現実に到来していたかどうかにかかわらず,時効によって消滅した債権の債権者は,その債権を自働債権とし,その反対債権を受働債権として,相殺をすることができる。 イ 債務不履行に基づく損害賠償請求権を受働債権とする相殺は,その損害賠償請求権が人の生命又は身体の侵害によるものであっても,することができる。 ウ 債権が第三者に差し押さえられた場合において,被差押債権の債務者がその差押え前に被差押債権の債権者に対する反対債権を取得しており,その差押え後にその反対債権と被差押債権が相殺に適するようになったときは,その反対債権と被差押債権の弁済期の先後にかかわらず,被差押債権の債務者は,その反対債権による相殺をもって差押債権者に対抗することができる。 エ 相殺は,双方の債務の履行地が異なるときであっても,することができる。 オ 債権につき,弁済期が到来していれば,その債権の債務者が同時履行の抗弁権を有していても,その債権の債権者は,その債権を自働債権として,相殺をすることができる。
- 355第355問民法標準
売買に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 売買の目的物の引渡しについて期限があるときは,代金の支払についても同一の期限を付したものとみなされる。 イ 売主が種類,品質又は数量に関して契約の内容に適合しない目的物を買主に引き渡した場合において,売主が履行の追完を拒絶する意思を明確に表示したときは,買主は,その不適合の程度に応じて代金の減額を請求するために,履行の追完の催告をすることを要しない。 ウ 売主が売買の目的物の引渡しを遅滞しているときは,買主に対して現実に目的物の引渡しがされていなくとも,売買の目的物から生じた果実は買主に帰属する。 エ 売主が種類,品質又は数量に関して契約の内容に適合しない目的物を買主に引き渡した場合であっても,売主の責めに帰すべき事由がないときは,買主は,その不適合を理由として,当該売買契約の解除をすることができない。 オ 売主が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない目的物を買主に引き渡した場合であっても,買主がその不適合を知った時から 1 年以内にその旨を売主に通知しなかったときは,売主がその引渡しの時にその不適合を知り,又は重大な過失によって知らなかったときを除き,買主は,その不適合を理由として,損害賠償の請求をすることができない。
- 356第356問民法標準
賃貸借に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せは,後記1 から 5 までのうち,どれか。 ア 契約により動産の賃貸借の存続期間を 100 年と定めたとしても,その期間は,50年となる。 イ 不動産の譲渡人が賃貸人であるときは,その賃貸人たる地位は,賃借人の承諾を要しないで,譲渡人と譲受人との合意により,譲受人に移転させることができる。 ウ 賃貸人は,賃借人の責めに帰すべき事由によって修繕が必要となったときでも,賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。 エ 賃借人は,賃借物について賃貸人の負担に属する必要費を支出したときは,賃貸人に対して,直ちにその償還を請求することができる。 オ 賃借物の一部が滅失し,使用及び収益をすることができなくなった場合であっても,それが賃貸人の責めに帰すべき事由によるものでなければ,その賃料が減額されることはない。
- 357第357問民法標準
婚姻又は離婚に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1 から 5 までのうち,どれか。 ア それぞれ 17 歳である男女の届け出た婚姻届が受理された場合には,当該婚姻は,取消しの請求がなくとも,当然に無効である。 イ 配偶者のある者が重ねて婚姻をした場合には,後婚の配偶者は,当該後婚である婚姻の取消しを家庭裁判所に請求することができる。 ウ 成年被後見人が,成年後見人の同意を得ないで婚姻をした場合には,成年後見人は,その同意がないことを理由として,当該婚姻の取消しを家庭裁判所に請求することができる。 エ 強迫による婚姻の取消しは,婚姻時に遡って,その効力を生ずる。 オ 未成年の子がある父母が当該子の親権者を定めないままに届け出た離婚届が受理された場合には,当該離婚は有効である。
- 358第358問民法難
親権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 嫡出でない子を父が認知した場合には,その子に対する親権は,父母の間に婚姻関係がなくとも,父と母が共同して行う。 イ 親権を行う母が,第三者の債務の担保として,子を代理して,その子が所有する不動産に抵当権を設定する行為は,特別代理人の選任を要する利益相反行為に当たる。 ウ 父母が共同して親権を行う場合に,父母の一方が,他方の意思に反して,父母共同の名義で子に代わってした法律行為は,この事情を相手方が知っていたときは,効力を生じない。 エ 父又は母による親権の行使が困難であることにより子の利益を害する場合には,検察官は,家庭裁判所に対し,その父又は母について親権停止の審判を請求することができる。 オ 親権者による管理権の行使が不適当であることにより子の利益を害する場合に,家庭裁判所は,審判によって,その親権者について管理権のみを喪失させることはできない。
- 359第359問民法難
Aを被相続人,Aの子であるB及びCのみを相続人とする遺贈又は相続に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5までのうち,どれか。 ア B及びCは,遺産分割協議において,BがAの遺産である甲土地の所有権全部を取得することに合意したが,その後,Cが,第三者に対し,甲土地の 2 分の 1 の持分を売却した場合,Bは,当該第三者に対し,登記なくして甲土地の所有権全部の取得を対抗することができる。 イ Aを被保険者とする生命保険契約において,保険金の受取人がBとされていた場合に,その後,Aのした遺言において保険金の受取人をBからCに変更することは,Cに対する遺贈に当たる。 ウ Aを債権者とする普通預金債権について,B及びCは,Aの相続開始により,各相続分に応じて分割された同債権をそれぞれ取得することはなく,同債権は,遺産分割の対象となる。 エ Aが相続開始の時に有した債務の債権者は,遺言による相続分の指定がされた場合であっても,その指定された相続分に応じた債務の承継を承認しない限り,B及びCに対し,その法定相続分に応じてその権利を行使することができる。 オ Aの遺産である株式について,B及びCは,Aの相続開始により, 2 分の 1 ずつの割合で当該株式の持分を分割して取得することとなり,当該株式は,遺産分割の対象とはならない。
- 360第360問民法難
遺言執行者に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。 ア 特定の不動産を共同相続人以外の第三者に遺贈する旨の遺言がされた場合には,共同相続人らは,遺言執行者を被告として,遺言の無効を理由に,その不動産について共有持分権を有することの確認を求めることができる。 イ 遺産分割方法の指定として遺産に属する特定の不動産を共同相続人の 1 人に承継させる旨の遺言がされた場合には,遺言執行者は,単独で,当該遺言に基づいて被相続人から当該共同相続人の 1 人に対する所有権の移転の登記を申請することはできない。 ウ 特定の不動産の遺贈があった場合において,遺言執行者がいるにもかかわらず,遺贈の相手方でない相続人が当該不動産を第三者に売却し,かつ,当該第三者において遺言執行者がいることを知っていたときは,当該売却行為は無効となる。 エ 遺言執行者は,やむを得ない事由がある場合には,遺言者が遺言によって表示した意思に反しても,遺言執行者の責任で第三者にその任務を行わせることができる。 オ 遺言執行者が複数いる場合の各遺言執行者は,単独で,相続財産の保存に必要な行為をすることができる。